会社名 | 株式会社かねやす |
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代表者 | 代表取締役 安光 徹雄 |
所在地 | 福岡県福岡市西区福重4丁目8番13号 |
事業内容 | 建設資材、土木資材、現場金物、作業工具、作業用品、保安用品、電動工具、エアー工具、測量機器の販売 |
従業員 | 100名 |
公式サイト | 株式会社かねやす |
今、全国で最も元気な街と言われている福岡県福岡市。地方の人口減少が続く中、福岡市はまだ当分の間人口増加が続くと言われ、それを象徴するように街ではアパートやマンション、ショッピングモールなどが次々と建設中です。この日福岡市博多区のマンション建設現場を訪れたのは中垣和也さん。建設資材専門商社、株式会社かねやすの社員です。建築という一見堅そうな業界にありながら、かねやすの社員たちからは不思議と柔らかさや人柄の良さのようなものを感じます。その柔らかい社風を生み出す根底にあるのが逆ピラミッド組織づくり。現場が上、社長が一番下という現場重視の考え方にあると言います。普段私達があまり目にすることのない仕事現場に密着する業界の舞台裏ドキュメント。今回はあらゆる建物に欠かすことのできない建設資材の福岡No.1専門商社かねやすに潜入し、福岡の街づくりを支える仕事、そして温かい社風の秘密に迫ります。
売上のトップクラスの業績を誇る香椎店、その店長を務める上野さんに密着しました。
店長の仕事は十数名の店舗スタッフを率いて、後輩の成長を支援したり自ら接客も行い店舗をもり立てています。
上野さん:「一般的には中間管理職は大変だと思われますがむしろ楽しんでやっています。上司も人間的に素晴らしく大事にしてくれて、店舗の社員も明るくて逆に元気づけられる。両方からいいパワーをもらえて、店長はいいとこ取りだと思います。」
かねやすでは建設現場に資材を届けるだけでなく大型物件の発注元となる大手ゼネコン相手への営業も行っています。取材では大手ゼネコンと商談をする鶴田さんに密着しました
大和ハウス工業が手がける中央区大名に建設中のマンションの耐震強化材を提案しています。何とこの現場では9割もの工具類をかねやすから発注しているといいます。
鶴田さんは、福岡だけでなく熊本・大分・長崎など、九州一円にまで活動範囲を広げています。部品から工具まで大小さまざまな建設資材を知り尽くし、必要に応じてタイミングよくデリバリーする。そんな、かねやすの仕事ぶりが着々と広がろうとしています。
鶴田さん:「学生時代は『かねやす』の社名を聞いても何の会社か分からなかったのですが、実際に入社してみると建築業界で知らない人はそんなにいない会社でしえた。知らない人が少ないので営業がしやすい。それまで関係を築いてこられた先輩方に有り難いと思っています。」
かねやすでは年に一度、全社員働き方の改善提案を行う、『社長への提案書』という制度があります。こうした取り組みは、カウテレビジョンが取材してきた500社を超える有力企業の中でも非常に珍しく、かねやすはユニークな1社と言えます。社員に話を伺いました。
大畑さん「『何でも書いていいよ』と言ってくれて、自分で意見を言えて、一緒に頑張っていこうという会社はなかなか無いと思います。」
従業員を大切に想う安光社長にお話を伺いました。
安光社長:「従業員の力が一番大事です。従業員が働きがいを持って一生懸命仕事していれば会社は良くなる。売上はその一部。私が100歩歩くより100人の従業員が1歩歩く方が大事だなと思っています。」
かねやすの求める人物像を伺いました。
安光社長:「かねやすは人の繋がりが多く、社員同士の仲がいい、上下関係が近い会社です。一匹狼よりも、人な人懐っこい人、コミュニケーションが出来る人を求めます。いい大学というだけでは採用しません。」
2020年に創業50年を迎える、同社のビジョンとは。
安光社長:「1つ目は100年企業を目指したい。2つ目は従業員の給料を倍にしたい。3つ目は社員の子どもを入社させたい。自分の子どもを入社させたい会社が理想です。必要とされる会社、それはお客様だけでなく従業員とその家族からも必要とされる会社でありたいと思います」