会社名 | 株式会社八ちゃん堂 |
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代表者 | 代表取締役社長 川邊 博之 |
所在地 | 福岡県みやま市山川町尾野736番地 |
事業内容 | 加工冷凍食品の製造・販売(冷凍たこ焼き・冷凍焼きなす) |
従業員 | 120名(2014年2月) |
公式サイト | hatchando.co.jp |
人口3万人の小さな町、福岡県みやま市。その町には、私たちがスーパーマーケットの店頭で当たり前のように見かける冷凍たこ焼きを世界で初めて発明し、全国へと広めてきた会社があります。株式会社八ちゃん堂。たこ焼きだけではなく、冷凍焼きなす、冷凍みかんなどの製品を世の中に送り出してきた冷凍食品のパイオニア企業です。今回は、その株式会社八ちゃん堂に潜入してそこで働く社員の奮闘と歓びを取材しました。
八ちゃん堂の営業は、スーパーマーケットや量販店にたこ焼きを卸す問屋さんを通じて販売シェアを広げていくことが仕事です。営業部の山田さんに密着しました。取材日はバイヤーに対し『スーパーでのユニークな売り方』を提案していました。山田さんが工夫を凝らした。5品のたこ焼きを作って出し、商談をしています。お花見で食べるたこ焼きの提案のようです。日々、市場のニーズをくみ取りながら八ちゃん堂のたこ焼きが広まるために新商品、売り方企画、販促シールデザインまであの手この手を駆使しているといいます。
「バイヤーさんは忙しいので細かなことまですることで『たこ焼きについては全部任せておけば大丈夫だね』と思ってもらえるように頑張っています。」
直販部で部長を務める田中さんは、直売所の運営だけでなく、通信販売やHPなど広報活動でも活躍する社員です。実は、直販部の前はベトナム工場で工場経営を一任されていた人でもあります。
田中さん:「今後の自分のためにもなると思い、当時、手を挙げました。ベトナムに行ったことで今までと違う経験ができました。会社としてチャレンジさせて頂き、壁にもたくさんぶつかりますけど乗り越えたときの喜びは大きいです。」
八ちゃん堂では田中さんのように、様々な部署や国内外を飛び回ることを希望する社員がいいる一方で、製造一筋、営業一筋の社員も大勢います。その背景には、川邉社長は「社員1人1人の希望を尊重したい」という想いがあるといいます。
川邉社長:「『ここまでなら君が自由にやっていいよ。失敗しても俺が責任を持つから心配しなくていいよ』と。その中で思いっきり自分が考えたことができればその方がいい仕事ができると思います。」
川邉社長に、求める人物像の今後のビジョンについて伺いました。
川邉社長:「人物像がないのが私どもの会社の特徴です。真面目一本の営業マンと口八丁手八丁の営業マン、どちらがウチの社風に合っているではなく、違うタイプの方々がそれぞれに活躍できる場所です。しかし、素直である、約束を守るなど社会人として当たり前かもしれませんが、潔癖症なくらい徹底して見ている点も特徴だと思います。お客様に品質を認めて頂けてここまでこれた会社です。『また買いたくなる』『安心安全、美味しい』と言って頂けるような製品を作り作り続けながら、社員は達成感を持ちながら笑顔で家路に就くような会社にしていきたいと思っています。」