高杉製薬株式会社

高杉製薬株式会社の会社情報

会社名 高杉製薬株式会社
代表者 代表取締役社長 髙杉義明
所在地 本社:福岡県糟屋郡粕屋町仲原2617
物流拠点:千葉県市原市、宮崎県宮崎市
事業内容 医薬品、試薬、食品添加物、化学工業薬品などの製造・加工ならびに販売
従業員 68名
公式サイト 高杉製薬株式会社

高杉製薬株式会社のポイント3つ

  • 薬品30種、アイテム500種類以上で商品数九州NO.1
  • 「安全性の高さ」で社会から必要とされる会社
  • 90年の歴史と進取の気性を兼ね備える

90周年記念ドキュメント「化学薬品で社会を支える」【高杉製薬】

九州・福岡に知る人ぞ知る、すごい会社があると聞き、
カメラが取材に訪問しました。

化学薬品の力で社会を支える九州のリーディングカンパニーです。会社名、高杉製薬株式会社。今回の密着ドキュメントは高杉製薬に訪問し、そこで働く社員の姿を通して90年間同社が地域に愛され続けてきた、その理由に迫ります。

高杉製薬株式会社とは

高杉製薬株式会社は化学薬品のメーカーで、商品アイテム数は九州NO.1、全国でも有数の会社です。高杉製薬が扱う商品カテゴリは大きく4種類あります。

高杉製薬の強みは、大きく2つあります。1つは商品のバリエーションの多さです。一般的に化学薬品の業界は特定の薬品のみを扱う専門メーカーが多い中、高杉製薬では化学薬品の種類だけで30種。さらに、お客様の用途に合わせて濃度を変えたり、容器のサイズも数10グラム~から数トン単位まで対応しています。アイテム数は500種類以上と九州NO.1、全国でも指折りの会社です。

もう1つの強みは安全性の高さです。生産の過程や運搬時、お客様が現場で薬品を希釈したり小分けをする時に生じるリスクに先回りして、自社で希釈・小分けに対応しています。さらに、薬品をデリバリーする際の精密な安全管理体制で、お客様のリスクを抑える役割を担っています。

その「安全性」の生き字引が、業務部業務課 輸送安全係の元石さんです。安全に届けるために、車両はどの道順を通るのが最適か?駐車場からタンクまでを繋ぐホースは何メートル必要か?ホースの接合部の太さは何ミリか?など、顧客ごとの詳細なデータを把握してます。元石さんは1件1件の顧客データを精査・管理しており、その数は今や800件にも上ります。

スペシャリストをご紹介

高杉製薬の品質は、高杉品質を守るスペシャリストたちのバトンリレーによって生み出されています。その中でも今回は5人のスペシャリストをご紹介します。

設備管理

span style=”font-weight: 400;”>を行う入社30年目の木村さんは、機械メンテナンスの上級マイスターです。高杉製薬の品質を生み出す要因の1つは、徹底的にメンテナスされた様々な設備や機械です。

 

生産部 生産2課 上級マイスター:木村さん「ほとんど機械で製品を作っているので機械が悪くなると品質が劣化します。機械のメンテナンスは重要な部分です。」

充填のスペシャリストである大谷さんは、1グラムから20キロまで、お客様のニーズに合わせて、正確に充填しています。

生産部 生産1課:大谷さん「多かったり、少なかったりが無いように安定して充填をしたいと思っています。」

品質管理

のスペシャリスト、藤さんです。工場で製造した化学薬品が、定められた品質規格をクリアしているかどうか?精密に分析しています。

技術部 技術課 係長:藤さん「規格に入っていないものを絶対にお客様に出さない。絶対にここで止めるのが一番の仕事です。」

高杉製薬は年間10万件以上の取引数があります。受注業務のスペシャリスト、中村さんは、お客さんからくる手書きの発注書を正確に読み取り、間違いのない商品を手配しています。

業務部 業務課 業務係:中村さん「商品の等級がいっぱいあるので、それごとに商品コードを大体記憶しています」

コンプライアンスのスペシャリスト、坂本さんです。

劇物を含む化学薬品には国が定めた厳しい規定があり、坂本さんは分厚いマニュアルを照合しながら製造方法や品質データが規定通りになっているかを保証しています。いわば品質の最後の砦で、国や顧客の監査にも対応します。

信頼性保障室 室長:坂本さん「医薬品は『いいものが出来たから良かった』ではない。精製方法を仕組化して、結果良かったではなく当然そうなるように作っていく」

高杉製薬の歴史

高杉製薬の創業は昭和4年。初代社長の髙杉義照氏が福岡市吉塚で創業したのが始まりでした。蒸留水やシロップ、アルコール類を小分けしてお客様に届け、プラント設備も自分たちの手で一から作っていたそうです。

昭和51年、2代目・髙杉信義氏が社長に就任。兄弟の良博氏、重行氏、尚通氏と共に、「兄弟経営」を進め、周囲から「毛利元就の三本の矢」と評されました。その後、高度経済成長期やモータリゼーションの後押しを受けながら、取り扱い製品を医薬品や工業用薬品へと広げていきました。

平成12年、三代目髙杉義明が経営のバトンを引き継ぎ、令和元年で高杉製薬は創業90周年を迎えました。

高杉製薬の社風とビジョン

信頼性保証室 室長:坂本さん「歴史はあっても決して古い体質の会社ではないなと思います。」

生産技術室 係長:宇佐川さん「アットホームな感じでみんなでサッカーの応援に行ったり家族で楽しむイベントをやって頂いたりとか。そういうところがいいなと思います。」

業務部業務課 運送安全係:元石さん「先代の会長も今の社長も優しい。みんな優しいです。」

髙杉社長「世の中では品質の厳しいものが求められますが、それに対応していくのがビジネスチャンスだと思っています。それに対して一生懸命やっていくことで必ず報われる、世の中の変化、進化についていけています。長年にわたってこの事業を継続できたことに関してお客様、取引先、頑張ってきた先輩社員それから従業員に感謝したいと思います。」