ナカノ株式会社

ナカノ株式会社の会社情報

会社名 ナカノ株式会社
代表者 中野 聰恭 会長
所在地 本社:横浜市南区新川町5丁目27番地
九州営業所:福岡県京都郡苅田町富久町2-27-12
事業内容 工場の安全・衛生に特化した用品事業
繊維リサイクル事業
公式サイト nakano-inter.co.jp

ナカノ株式会社のポイント3つ

  • 価値の無かったものに命を吹き込む、無から有を生み出す仕事
  • 工場の安全・衛生に特化した日本有数の専門商社
  • 中国やフィリピンなど、海外でも働ける

循環型社会の機先を制す~ものづくりを支える資源再生人【ナカノ株式会社】

ものづくり大国日本。世界屈指の技術を持つ国として長く栄えてきたその背景には、ものづくりを行う工場の現場だけでなく、実は、それを陰で支えてきた商社の存在があります。こちらは若手の営業マン、安部川さんです。ものづくりの現場で安全や衛生を保つのに欠かすことのできない軍手やヘルメット、マスクや保護メガネなどを取り扱っています。今回、カメラが潜入したのはナカノ株式会社。同社は、故繊維のリサイクルで有名なエコカンパニーであり、また工場の安全衛生分野でも日本有数の専門商社という2つの顔を併せ持つ会社です。その経営哲学はエコソフィー。環境と経済。そして哲学を併せ持つ同社の企業姿勢を表すメッセージです。

日本の「ものづくり」の現場の「安全・安心・快適」を支える仕事

自動車産業を支える若手営業マンの安倍川さんに密着しました。安倍川さんは担当企業が約80社あり、その中の多くが大手の自動車メーカーや中小の自動車部品工場だといいます。日本を代表するモノづくり環境、自動車産業の安全・安心・快適を支える仕事です。

安倍川さん:「怪我をしない、安全な労働環境を整えるのが使命です。お客様に『ありがとう』と言われた時が醍醐味です。」

モノを提案するだけでなく、安全対策や安全衛生法の最新情報を提供することも大切な仕事だそうです。

ナカノの大切な考え『他利自得』、自分の利益よりも先に相手の役に立つ

ナカノの取引先の一社に、北九州市にある鉄鋼関連企業、濵田重工があります。同社は官営・八幡製鐵所の時代から120年にわたって鉄鋼業を支えてきた会社です。ここに、取材当日、ナカノのベテラン営業マン・早川さんの姿がありました。実は濵

濱田重工・末永さん:「震災後は土日だったので色んな会社に電話してもなかなか繋がりませんでした。その時に何とかしてもらえるのではないかと早川さんに電話をしました。」

九州営業所の早川さんに社風に付いて伺うと、現場の判断を尊重する社風があり、それが魅力の一つでもあるようです。

早川さん:「会社の方針はありますが、どのように提案するかマニュアルが弊社にはないので、どのようにしてやるかは個人が考えて行動しています。提案一つにしても、自分がこうやってお客様に貢献したいという想いを会社は尊重して認めてくれます。」

世界で活躍する社員、世界に循環型社会を広めていく

フィリピンスービック湾の経済特区に工場を持つナカノ。ここで工場長として現地スタッフ180人を指揮しているのは、事業企画室、嘉手川さんです。新卒で入社して営業部で10年間働いたのち海外勤務に抜擢されました。

現在嘉手川さんの仕事は、フィリピンの工場において、製品の品質改善、輸出入の手続き、政府との交渉など工場経営者のような役割を担っています。また、月に一度のミーティングで優秀スタッフを表彰するシステムを取り入れたりするなどして、現地スタッフに寄り添っています。

嘉手川さん:「まずは表彰してあげて、社員もモチベーションを上げることが大切だと思います。異文化と触れ合うことができたので、国内の循環だけでなく、海外を含めた循環型社会をつくって行きたいです。」

エコソフィーを合言葉に歩む循環型社会の実現

エコソフィーを合言葉に、環境と経済、そして哲学の調和を重んじながら、長く循環型社会の実現に貢献してきたナカノとその社員たち。同社はこれから、どんな未来を紡いでいくのでしょうか。

 

「『エコソフィー』『活かす』『他利自得』この3つを価値観として持っています。それを自分たちで咀嚼して、どう描くかは個々と、その集合体である組織の表現になります。そこから予測できないものが生まれてきた方が面白いと思います。」