一次面接の見られるポイント?二次に進むための回答例をご紹介!


一次面接は就活の第一関門。エントリーシートが通り、いよいよ企業の人事担当者に会います。

実は、一次面接とその後の面接では、見られているポイントが異なっているってご存知ですか?

一次面接とその後の面接の違い、一次面接で見られているポイントを記事にまとめました。これを読んで、就活の良い滑り出しをしましょう!

一次面接はその後の面接とココが違う

一次面接は学生と企業が直接対面する最初の機会になるので、第一印象が重要です。質問に対する受け答え、適切な声量、聴く姿勢など、「社会人として必要なマナーが備わっているか」を見られています。

第一印象でグッと面接官を惹き付けるには、どうすればいいのでしょうか?一次面接の特徴をしっかり把握して臨みましょう!

一次面接の目的・特徴を知っておけば怖くない!

一次面接は、エントリーシートを通過した学生全員に対して行われます。そのため、「集団面接」という形式が多く取られます。

集団面接とは、学生4~6名が同時に選考される面接のことを指します。一度に複数の学生を見るため、学生一人にあてられる時間は長くありません。わずか数分で合否が決まるわけですから、より第一印象の重要性がわかると思います。

一次面接の選考基準

また、一次面接の面接官は、現場で活躍する若手社員、あるいは人事課の若手社員が担当することが多いようです。二次面接、三次面接と進んでいくにつれて、面接官が役員や社長になっていくものですが、「そのような立場の人に会わせて問題ない人材か」ということが見られています。

一次面接とその後の面接の選考基準をざっくりと挙げると、

一次面接では、「第一印象が良くない人やマナーがなっていない人から落とされる」

その後の面接では、「優れた人から受かっていく」

といえます。

つまり、第一印象やマナーをしっかり気を付けていれば、一次面接を通過できる確率はぐっと上がります。

一次面接で見られているポイントは?

一次面接で見られているポイントは大きく分けて5つです。

①第一印象がいいか

②身だしなみに清潔感があるか

③エントリーシートとの整合性

④会話のキャッチボールができるか

⑤一般的なマナー

⑥企業をちゃんと調べているか

これらのポイントを、詳しく見ていきましょう。

①第一印象がいいか

第一印象とは、挨拶、態度や仕草、表情、声のことを指します。

挨拶がちゃんとできているか、声のボリューム・表情は適切か、受け答えの言葉遣いは社会人として恥ずかしくないかなど、基本的なことが見られています。

【ワンポイント】適切な声の大きさは、「面接官の少し先に届かせるイメージ」

挨拶や表情、言葉遣いは気をつけておくこととしてよく取り上げられますが、意外と声のボリュームは忘れられがちです。声のボリュームは、「相手に伝えたいという意志表示」として重要なポイントを占めます。

声が小さくて何を言っているのかわからないと「志望度が低いのかな?」と思われても仕方ありません。また逆に叫ぶように大声で話すことも、インパクトを残すという点では効果があるかもしれませんが、相手のことを考えた行動とは言い難いものです。

では面接における適切な声の大きさとはどのくらいでしょうか?

実は「面接官の少し先に届かせるイメージ」で発すると自然と適切な声の大きさになります。

「聞こえる」ではなく「聴かせる」。少し先まで届くボリュームで話すことで、「あなたに聴いてほしい」という意志表示ができ、なおかつ元気いっぱいという印象も与えられます。

②身だしなみに清潔感があるか

『人は見た目が9割』という本がベストセラーになりましたが、実際に見た目が与える印象はとても大きいのです。

就活では、スーツのサイズが合っているか、シャツにアイロンがかけられているか、髪はセットされているかなど、清潔感が重要視されます。

男性の場合はヒゲが整えられているか、女性の場合はナチュラルメイクをしているかなども要チェック項目です。

受け答えや挨拶などで優劣がつけられない場合は、このような身だしなみで合否が決まることがよくあります。細かいところにまで気を配ることができるというのは、社会人に求められるスキルです。自分の身だしなみに関して気を配れない人は、社会人になってお客さんのために気を配れるとは思えないと判断されてしまうことも。

また、スーツやシャツ、髪型のほかに、靴やカバンなどの小物も見られていることを忘れてはいけません。クタクタの靴を履いていたり、カバンがボロボロだったりすると、悪い印象を与えてしまうかもしれませんので、気をつけておきましょう。

③エントリーシートとの整合性

一次面接での質問はエントリーシートを読めばわかることを、あえて学生の口から話してもらうことが多いです。そうすることで、面接官は学生の会話スキルや人にわかりやすく伝える能力を見ています。

そのため、面接での話とエントリーシートの整合性が図れていないといけません。エントリーシートに書いたことを暗記してそのまま話すのではなく、自分の言葉で詳細を捕捉することを意識しましょう。

④会話のキャッチボールができるか

面接は、あなたの発表会の場ではありません。自己PRや志望理由を考えることは大切ですが、暗記した内容を一方的に話すことは求められていないのです。

それでは、どうすればいいのでしょうか?「面接官との会話のキャッチボール」を意識するといいのです。面接官の質問をしっかり聞き、質問に合った答えをしましょう。面接はあくまでも会話です。

また、面接官が話している最中に遮って話すこともよくありません。落ち着いて一呼吸おいてから話し始めることを意識しましょう。緊張で質問内容が頭に入ってこないときは、「もう一度質問内容をお願いします」と聞き直すことも重要です。質問がわからないまま、とんちんかんに答えるより、あなたと会話する意志がありますよと伝えることができます。

見落としがちなのは話を聴く姿勢です。就活生は、話すことにばかり気を取られて、聴く姿勢を意識できる人は多くありません。話を聴いていますよと伝えるためにも、相づちを打ったり、うなづいたりしましょう。聴く姿勢を磨くことにより、ライバルに差をつけられるはずですよ。

⑤一般的なマナー

「名前を呼ばれたら返事をする」「お礼が言える」「頭を下げて挨拶をすることができる」など一般的なマナーこそ最も重要です。普段からしていないことは、面接の場でいきなりできるものではありません。普段から気をつけておき、面接ではより意識して臨みましょう。

【ワンポイント】「先言後礼」を実践してみよう

「先言後礼」とは、漢字の通り、「先に言って、後に礼をする」ことです。頭を下げながら挨拶やお礼をすると、地面に向かって声を発してしまうことになります。先に言葉を言って、その後に頭を下げると、相手の目を見て言葉を伝えられ、丁寧な印象も与えられます。実践してみましょう。

⑥企業をちゃんと調べているか

自己紹介や志望理由など自分が話す内容ばかり練っていて、企業について調べていなかったなんてことはNGです。

企業や業界のことを知らなすぎると、志望度が低いと思われてしまいます。いくらマナーが良く、受け答えがしっかりしていても、志望度が低い学生を合格させる面接官はいませんよね。

少なくとも、HPやナビサイトページは見ておきましょう。また、社長の名前は読み仮名まで調べておきましょう。

また、企業が大切にしている経営理念や社訓に面接で触れると、「よく調べているな」と印象に残りやすくなります。