地方で働く~オンラインインターンシップに潜入!

地方都市の就活に”使える”オンラインインターンシップ

「まだ希望の業界・業種が決まっていない」
「他県の企業にも出会ってみたい」
「地元でUターン就職したい」
学生のみなさん、自分の視野を広げるために一歩踏み出してみませんか?
 

「3日間で宮崎県延岡市の企業を知ることができる」と聞いて
オンラインインターンシップに潜入してきました!

 

宮崎県延岡市の企業に出会う

宮崎県北に位置する延岡市は、UIJターンの受入れに力を入れており
2022年2月「延岡市オンラインインターンシップ&観光ツアー」を実施しました。
宮崎、福岡、遠くは秋田から、さまざまな想いを持った学生18名がオンラインで参加しました。
 

「聴き上手」知るためのセットアップ

年上でも企業でもオンラインでも、相手を知るために「聴く」というコミュニケーションは必須です。
インターンを始める前のセットアップとして在り方を学びました。

 
・「あなたの話を聴きたい!」と関心の矢印を向けること
・いつもより1.5倍の頷きで相手の話を聴いているよとアピール
・相手の発話を繰り返すことで、次の会話を促す

など、相手が話したくなるような空気づくりを学びました。
 

「教えて下さい」は学生の武器

とはいえ、知らないことって自分からは訊き辛いですよね…

自分の業界や仕事のことを訊かれて嫌な社会人はいません。
「教えて下さい」と言われると、関心を持ってもらっているのだとむしろ喜んで答えてくれます。
 
学生なのだから業界に疎いのは当たり前。
知らないなら正直に訊きましょう!

「そこをもう少し深く聴かせて下さい。」
「不勉強なので教えて下さい。」

「教えて下さいは学生の武器だ」と言われた学生たちは、その後自信をもって質問していました。

「聴き上手」な大人の背中

インターシップを行った企業の一つ「センコービジネスサポート株式会社(以下:SBS)」
コンタクトセンターなどの業務を担う延岡の優良企業です。

 
相手を知るための「聴く」コミュニケーションを学んだ学生たち。
そうはいっても初日は緊張でガチガチ(笑)
そこへ登場したSBSのTさん。
 
学生の自己紹介には、相手の発話を繰り返す「オウム返し」で笑顔。
相手の話を深く訊く第二の質問を添え、1.5倍のリアクションで応える。
「聴き上手」を実践するTさんの接し方はどれも、学生たちが初日セットアップで学んだことばかり。
 
自分たちへ関心を寄せてもらっていると感じた学生たちは、安心してワークに挑戦していきました。
「聴き上手」な大人の背中を見せてもらい、学生たちは勇気を持って質問を投げかけることができました。

 

多くの地方都市の中から延岡に目を向けてもらうには?

インターンシップ当日を迎えるまでに開催側の延岡市は、カウテレビジョンとタッグを組み3年にわたって入念な準備を進めてきました。

3ヶ年計画で取り組んだことは大きく2つ。
1.発信
2.ホスピタリティ

 
一年目は自力づくり。まず、延岡の企業経営者10名のインタビュー動画を発信。
どんなコトバで学生はワクワクし、げんなりするのか、企業側も学生のことを学びました。
その後、学びを活かして学生とリアル交流会を開きました。
 
そして迎えた3年目。
本来であれば延岡に学生を迎え、衣・食・住を共にし延岡の良さを体験してもらう観光ツアーを予定していましたが、コロナのため開催直前でオンライン体制へ。
この三年でオンラインインターンに挑戦してきた企業は、どうすれば延岡の魅力や働きがいを伝えられるかを考え、舵を切ることができました。

地元の良さは地元の人から

職業体験以外にも、プログラムには延岡謎解きなど地元の良さを知ることができる企画がふんだんに盛り込まれていました。

 
ランチタイムの「ぶらり散歩」では、延岡市役所の職員4名がzoomでLIVE中継。
和気あいあいとした雰囲気で仲の良さが伝わってきます。
延岡を訪れる学生が初めに降り立つであろう延岡駅前周辺の開発地区を実際に歩きながら紹介しました。
 
風になびく南国の木・フェニックスや地元の人行きつけのソウルフード店のほか、
今注目を集めているコワーキングスペースでは、「お試しサテライトオフィス」※という試験的に利用できるオフィスも。
 
学生からは
「自分で延岡に行っただけでは知ることができなかった地元の良さを知ることができた!」
「最新設備が整っているので、是非延岡でワーケーションしてみたい!」と好評でした。
 
※「延岡市お試しサテライトオフィス」2022年3月運用予定。
企業誘致の現地視察後、半年~1,2年間一時的にオフィスを利用することができる。

参加学生の声

今回、延岡オンラインインターンシップに参加した学生の声を一部ご紹介します。
 
・延岡市の人々のアットホームな雰囲気に癒され、延岡市の人々と関わってみたいという気持ちになった。
・人生の選択肢の幅が広がった。
・好意を持って相手の話を聞くことを意識して取り組んだ。
・知らないことは知らないと言うことは学生の特権だと学んだが、自分を振り返ってみると簡単なようで意外とできていなかった。これからは知らないことは素直に質問するようにしたい。
・インターンはその企業を知るだけではなく、自分を見つめ直すきっかけにもなるのだと学んだ。
・たくさんの職員さんが時間をかけてたくさんのことを伝えてくれていたこと、様々な経験が思いを乗せて、私たち学生には浸透した。
・サイトには載っていない情報や温かさを感じた。
・働くことに対して、地方で働く魅力について学んだ。
・実際に働いている従業員の方々から話を聞くことで、インターネットの情報では入手できない情報を得ることが出来た。
・自分の見ていた世界というものは結構狭かったのだと思った。
・かなり業界を絞った状態で企業選びをしていたので、まだまだ選定していく必要があると痛感した。
・自分が文系なので理系のイメージが強い企業さんの話を聞くことができとても新鮮だった。この機会がなかったら、理系の企業さんには興味を持たなかったと思う。

 
【延岡オンラインインターンシップ:参加学生18名の満足度】
▼Q1.「3日間参加してみていかがでしたか?」

 
▼Q2.「参加後、延岡で働くことへのイメージ変化はありましたか?」

ほぼ全ての参加学生がツアーに満足し、延岡で働くことへのイメージに変化がありました。
 

延岡ツアーでの学び

地方都市で働くことに漠然としたイメージを持っている学生も多いのでは。
今回参加した学生は、一歩踏み出すことで延岡企業や延岡で働く人々と出会うことができ学びを得ました。
 
・先入観を捨て
・広く視野を持ち
・自分が感じた感動を信じる

 
就活は自分の気持ちに向き合う貴重な時間。
一歩踏み出せば、周りの大人も手を貸してくれます。
あなたの一歩は、延長線上にある未来にも繋がっています!