就活に疲れたら読む記事。自分らしく就活するために。


就職活動は誰しもがスムーズに希望の会社から内定をもらえるわけではありません。

「思うように選考が進んでいかない」「第一志望だったのにうまくいかなかった」「内定をもらえない」・・・こういった経験を重ねると「疲れたなあ」と感じることがありますよね。実は私にも経験があります。

就活はあなたを判断するすべてではありませんし、就活がうまくいかないからといって、あなたの価値が否定されたわけではありません。

「疲れた」と感じている今は、休憩をするタイミングです。少しだけ立ち止まって、初心にかえってみましょう。

就活に疲れたあなたがもう一度自分らしく就活ができるようになるために、今から何をすればいいのかお伝えします。

就活がつらいと感じるのはどんなとき?

就活がつらいと感じるのはどんなときでしょうか?ぼんやりと「疲れたなあ」と捉えるのではなく、「なぜ疲れたのか?」を整理すると少しだけ楽になるかもしれません。

いくつか例を見てみましょう。

気持ちに体力がついてこないとき

就活が始まると、限られた時間の中で多くのことをこなす必要があります。毎日のように選考会場に足を運び、空いた時間でエントリーシートを書くなど、どうしても余裕のない生活になりがちです。

さらにアルバイトも並行してやって、睡眠時間が短くなったという学生も少なくありません。

身体的に疲れてしまうと、頑張ろうと思っても、動けなくなってしまいますよね。

選考に落ち続けているとき

「就活に疲れたなあ」と感じるときは、選考に落ち続けているときでしょう。第一志望の企業に落ちた、最終面接で落ちた・・・就活をしていて一番つらく感じる瞬間だと思います。それが何度も続いてしまうと、疲れててしまうのはごく普通のことです。

選考の前には、エントリーシートや履歴書も書きますし、面接練習もします。その時間や努力が無駄になったような気になりますよね。

友だち・知人に内定が出たとき

自分はまだ内定がないのに、周りの友だちや知人に内定が出たと聞くと焦りますよね。友だちに内定が出ると、「会ったら内定の話をするのかなあ」とネガティブな感情になり、会いたくないと思ってしまうこともあります。

「周りは内定をもらっているのにどうして自分ばかり…」と考え始めると、就活に対する疲れやつらさが出てくるものです。

面接から帰ってきても家に誰もいないとき

面接を一生懸命頑張った後、誰もいない家に帰った時に疲れを感じるという就活生の声もあります。

一人暮らしだと、日中頑張って帰ってきても家の中が真っ暗、疲れているのに明日着るシャツを洗濯しないといけないという状況はそれだけで精神的に疲れるものです。誰にも相談できないことから孤独を感じてしまう就活生は多いようです。

気分転換をして、就活を休もう

疲れた状態のまま面接で「自分らしさ」を表現することは出来ません。笑えないときに笑えと言われても難しいですよね。まずは休みましょう。ただ休むのではなく、次に進むために休息しましょう。

「何もしなくていい日」を作る

エントリーシートを書くことや、面接に追われていると、丸一日スケジュールが空く日は少ないのではないでしょうか?就活をしながらアルバイトも続け、卒論も書くとなると、より時間に追われて疲れきっています。

思い切って「何もしなくていい日」を作りましょう。目覚ましをかけずに寝るなど、何もしなくていい日を満喫しましょう。

それでも、どうしても就活のことを思い出してしまう瞬間があるかもしれません。そのときは、ぼーっと就活について考えてみましょう。何もしなくていい日は「こうでなくては」というルールから解放される日です。もしかしたら今までにない自己分析ができるかもしれません。

映画を観る、音楽を聴く、スポーツをするなど趣味に没頭する

就活をしていると、趣味に割く時間が少なくなりますよね。就活をしているだけが今のあなたではありません。

好きな映画を観たり、好きな音楽を聴いたりして、趣味を満喫している自分を感じましょう。

自分の「やりたいこと」と「好きなこと」は繋がっていることがよくあります。現実から逃げるために遊ぶのではなく、趣味を通して自分と向き合うのです。

好きなことに没頭することで大切にしたい価値観を思い出したり、就活の軸が変化するかもしれません。

就活に関係ない人と話す

たとえば、親戚の小さいこども、趣味だけの繋がりの友人など、あなたの現在の生活に関係のない人と話してみましょう。「就活で頭がいっぱい」という人にとって、就活を忘れられる時間となるかもしれません。

旅行に行く

気分転換がうまくいかず就活疲れが取れないときは、思い切って旅行に行きましょう。

普段とは違った環境の中で、自分を見つめ直すきっかけがあるかもしれません。また、旅行に行くことで強制的に就活から離れられます。エントリーシートを書くことも、スーツを着ることも、面接の必要もない。ただ旅先でぼーっとするだけでいいのです。

やっておくべきことまとめ

社会人になった先輩に話を聴いてもらう

まず、就活に疲れているまま選考を進めても、うまくいきません。一人で抱え込まず、家族や先輩に、現状や抱えている不安を相談してみましょう。活躍する社会人みんながスムーズに就活を終え、働いているわけではありません。ほとんどの社会人は、就活がつらいと感じるときを乗り越えて、今の仕事をしています。先輩に話すことによって「就活がつらいのは自分だけじゃない」と知ることが、心の支えになるかもしれません。

また、口に出してみることで考えが整理されることもあります。今、あなたの中でモヤモヤしていることを整理するためにも、先輩に話を聴いてもらいましょう。

自己分析を見直すのが内定への近道

あらためて自己分析をし直すことで、就活を進めている今だからこそ分かるあなたの一面が見えてくるかもしれません。

いくつも選考を受けているのに同じ結果になるなら、その業界に合っていない可能性もあります。あなたが本当にいきいきと仕事ができる企業・業界に気付いていないだけかもしれません。

就活は運や相性で決まっていく部分が多くあります。たった数時間の面接でお互いの理解が100%になることはありえません。受け答えなどの感じのよさ、企業側が知りたいことをきちんと話せているかといった正解のない基準で判断されてしまいます。

内定への近道は、あなた自身からも企業との相性の良さを見つけていくことです。ホームページの情報だけではなく、幅広く企業研究を行いましょう。

就活の軸を見直す

「就活の軸」とは、「理想の働き方の判断基準」のことです。

「どんな仕事をしていきたいのか」を意識して就活の軸を見直したら、初心に返ることができるかもしれません。

就活の軸を決めることの詳しいメリットや、決め方はコチラの記事を参考にしてください。【ライバルに差をつける!面接官の印象に残る就活をするために、企業選びの判断基準「就活の軸」を考えよう】

面接練習をする

自己分析や、就活の軸を見直したら、大学のキャリアセンターに行って、面接練習の予約をいれましょう。

就活をある程度経験して、悪い慣れが出てきてしまっている時期かもしれません。冷静に自分の面接を振り返ってみましょう。

大学に寄って相談する時間がないという人は、家で自己アピールや志望動機を口に出して練習してみましょう。その様子を録音・録画することも効果的です。「客観的に見た自分の話し方はどうなのか」を知ると改善点が見えてきます。はじめは恥ずかしいかもしれませんが、必ず効果はあるので試してみてくださいね。

最後に…。

思わず「就活疲れた」と口に出てしまうほど疲れたあなたは頑張っています。疲れてやる気がなくなっている今こそ、大切なターニングポイントです。

ゆっくり休んで、あなたの理想の働き方を見つめ直してみましょう。