扇精光ソリューションズ株式会社

扇精光ソリューションズ株式会社の会社情報

会社名 扇精光ソリューションズ株式会社
代表者 代表取締役社長 濵口 晴樹
所在地 福岡支店:福岡市博多区博多駅南2-3-1
本社:長崎県長崎市田中町585-5
事業内容 システム開発、システムコンサルティング 、ネットワーク設計構築、システム提案営業など
・お客様のオフィスや業務現場にフィットする情報機器の提供
・お客様の要望を実現するソフトウエアの開発
・お客様に当社保有のパッケージソフトウエアを最適化して提供
・IoTを利用した気象機器、観測機器、精密機器の販売、設置、メンテナンス
▼各種ソリューション
IT機器:官公庁、文教、民間企業、ITインフラ、保守サービス
業務支援:カスタムメイド、運用支援、サービス・商品紹介
企業支援:オフィス、ポジショニング、情報・音声通信、映像・音響、省エネ・蓄電
地図情報・位置情報:G&G-PLAIN、空間情報
気象観測
従業員 101名(男性84・女性17)(2018年1月現在)
公式サイト ougis.co.jp

扇精光ソリューションズ株式会社のポイント3つ

  • 長崎の独立系で最大の総合IT企業
  • IT機器販売で高いシェアを持ち、公立学校ではシェア70%
  • GPS(位置情報)・GPI(地理情報)のシステム開発を得意とする

ITで創る長崎の未来【扇精光ソリューションズ】

ゴーグルを掛けて奇妙な動きをしているこちらの男性、システムエンジニアの高橋さんです。実は今VR(仮想現実)の実験中です。この会社では、設計や測量といった従来からある技術と、VRやARといった最新技術を掛け合わせることで、社会の役に立つシステムを開発しようとしています。この技術を開発している会社の名前は扇精光ソリューションズ。同社があるのは東京でも大阪でもなく、九州長崎。この長崎の地で、教育業界や官公庁では知らない人は居ないほど有名な総合IT企業です。今回はITの分野で長崎を牽引する地方の有力企業、扇精光ソリューションズの社内に潜入し、60年に渡って地域を支え、地域に愛されてきたその会社の強さに迫ります。

女性の活躍が光るIT企業

入社2年目の営業ウーマン森高さんが所属するのは文教営業課。PCやプリンター等のIT機器を教育機関へ提案を行っています。取材日は先輩社員と長崎総合科学大学に同行訪問をしていました。

長崎総合科学大学の各教室ではプロジェクターや無線LAN、授業用カメラなど多くの機材を扇精光が納入をしています。他にも、IT機器販売で公立学校ではシェア70%と高い数値をもつ扇精光は長崎を代表する総合IT企業です。

森高さん:「入社前は情報系の仕事に就きたいという漠然としたものでしたが、入社してみたら地元の人から信頼されている会社で、営業しやすい環境でした。会社営業は男性というイメージが強く不安要素もありましたが、実際は女性だからといって仕事の幅を狭められることなく色々な仕事を任せて頂いています。」

このように扇精光では、森高さんの様に女性が営業として活躍する姿があります。

現場の判断を尊重

官庁営業課の大橋さんは、官公庁(県庁・市役所・警察・消防など)にIT機器を提案する仕事をしています。お客様のニーズを聞き、予算の範囲内で最大限に喜ばれる商品をコーディネートをしなければいけません。

官公庁は公平性や透明性を保つため多くが一般入札で行われます。数千万円の提案でも、使うメーカーや値決めなど提案内容の決定が営業に委ねられています。

大橋さん:「1台10万~20万円のパソコンですが、一気に500台で数千万円と、大きい規模の額を取り扱う仕事なので入札時には緊張して手が震えることもありますが、取れれば自信にもなるし、達成感もあります。」

営業の在り方について、福岡支店長である久原さんにお話伺いました。

福岡支店長・久原さん:「お客様にとって一番良い商品を探し、(メーカーとの)価格交渉や販売金額も自分たちで全部決めますが、そのお客様にとって担当者は自分だけなので、一番のものを提案しなければいけません。お客様への責任感は営業が一番感じていることです。」

共に長崎を盛り上げる仲間づくり

扇精光には大都市からUターンで長崎に戻ってきた人が多く働いています。中には長崎に戻って来てからの方が技術者としての幅が広がったという声もあります。

冒頭でVRの実験を見せてくれた高橋さんは、東京の大手ITシステムの会社で10年近く働いた後、家庭の事情で地元長崎にUターンしてきた社員です。当時は自分の専門分野以外を学ぶ機会はほとんどなかったという高橋さん、東京よりも長崎に帰って以降の方が、より幅広い分野に取り組む機会が増えたといいます。

システム開発事業部・高橋さん:「イメージとして東京の方が最先端で、地方は田舎というイメージがあって、技術者としては遠ざかっていくのかなと思いながら長崎には戻ってきてたんですが、実は入社してみるとそうじゃなくて、私としては、長崎に帰ってきてからの方が技術者としての幅が広がった気がします。」

地域とともに発展してきた扇精光ソリューションズ、今後の展望について濵口

社長に伺いました。

濵口社長:「現在長崎では観光事業の活性化や人口流出が非常に問題になっています。それらの歯止めにもなるように継続して成長し続ける。長崎にもこんなにいい会社・仕事があるんだと理解して頂き、長崎に残りともに盛り上げていく人を1人でも多く残したいです。」