株式会社アステム

株式会社アステムの会社情報

会社名 株式会社アステム
代表者 代表取締役社長 吉村次生
所在地 【福岡本社】
〒812-0007 福岡市博多区東比恵3-1-2 東比恵ビジネスセンター10F
【大分本社】
〒870-8602 大分市西大道2-3-8
事業内容 各種医療・福祉機関に対する医療用医薬品、医療機器・設備、医療用消耗品、検査試薬、 介護用品などの、卸売販売 及び修理・メンテナンス
従業員 1,596人(2019年3月末)
公式サイト 株式会社アステム

株式会社アステムのポイント3つ

  • 年商3600億円超え!九州・沖縄で9位の売上規模を誇る企業
  • 医療の幅広い知識を持つメディカルコミュニケーターたちに密着
  • 予防医療への積極的な取り組みで人々の健康を支える

ドキュメント「確かな医療を届ける」【株式会社アステム】

年商3600億円を超え、九州・沖縄で9位の売上規模を誇る、医療系総合商社・アステム。同社で働く営業マンは、医薬品や医療機器などの商品知識だけでなく、その学術的な裏付けや医療制度、病院や薬局の経営など、幅広い知識を備える「MC(メディカルコミュニケーター)」と呼ばれます。今回のカウテレビ企業密着ドキュメントでは、メディカルコミュニケーターと、それを支えるアステムの社員たちに密着し、地域の医療と健康を支える仕事、その社会的使命と働きがいに迫ります。

アステムとは

株式会社アステムは福岡県福岡市と大分県大分市に本社を置く、医療の総合商社です。医薬品卸の業界で九州トップ、さらに、九州沖縄の全ての企業の中で9位の売上規模を誇る、九州を代表する企業です。

アステムの医薬品MCに密着

メディカルコミュニケーターの峯松さんは、地域のクリニックや薬局など約40の医療機関に医薬品を納めています。

峰松さん:「どれだけいい薬が出ても、先生方が知らなかったら患者さんの手元に届きません。幅広い商品を扱うので、先生に『こっちの方がいいんじゃないですか?』と勧められるのは、やりがいの一つかなと思います。」

医療機器を通して大病院を支える

入社8年目のメディカルコミュニケーター、小串さんに密着しました。小串さんが担う医療機器の営業は、1つの病院に深く入っていく営業スタイルです。担当病院に毎日通って、医師や臨床工学技士、看護師、事務員など、あらゆる病院関係者と親密な関係を作り、間接的な立場から医療機関をサポートしています。

小串さんは、高度な医療や経営の知識が求められる仕事に強いやり甲斐を感じるといいます。

小串さん:「医療業界はお医者さんの方が圧倒的に詳しいので、提案するには勉強をしないといけないし、その上で対等に話ができた時はやっていて良かったなと思います。医療業界自体はずっと進歩しているので、それに合わせて自分も勉強していかないといけないから、向上心がある人にとっては飽きない仕事です。」

「白衣を着ない」薬剤師

高度な医療知識が求められるアステムの営業マンの多くは、理系ではなく文系出身者です。峯松さんや小串さんも、文系出身ですが、専門知識はどうやって身に付けているのでしょうか?

アステムでは、薬剤師によって構成された「MC支援室」で働く薬剤師たちが、メディカルコミュニケーターを、学術的にサポートしているそうです。

薬剤師の働き方というと、薬局で働く、病院で働くという選択肢がありますが、MC支援室の梅田さんは、第3の選択肢として、アステムで間接的に医療を支えるという働き方にやりがいを感じると語ります。

梅田さん:「薬学部の学生は処方を受けるとか、患者さんに服薬指導するのをメインに考えていると思いますが、私は、情報を提供して支援するという方法で地域の健康に携わっています。」

物品供給を支える仕事

2万ヶ所の医療機関へ物品供給を行うその根底には、受発注に応えるコールセンターや、物流センターの存在があります。アステムの物流拠点「九州LISセンター」では毎月、220億円もの医薬品の仕入れと保管、各支店への供給を行っています。

入社7年目の衛藤さんは、3000種類もの商品の在庫管理をしています。時期によって変わる医薬品の需要を日々予測し、医療現場にタイムリーに届ける重要な役割を担っています。

衛藤さんは、自分の在庫管理ひとつで、成果が何千万円、時には何億円も変わるところが物流の仕事の醍醐味だといいます。

この物流部門や営業部門を支えているのが「なでしこーる」というコールセンターです。そこで働く河邊さんに話を伺いました。

河邊さん:「お得意先がお薬を探していてどこの卸さんにも無かったようで、アステムに電話をくださった時に『在庫があります』と案内したら、『さすがアステムさん』と言ってくださったのがすごく嬉しかったです。」

アステムの未来

アステムは、日本の医療を支える会社として、重症化をストップする取り組みや、データを活用したサービスなど、新たな領域へと事業の幅を広げています。吉村社長に求める人物像を伺うと、そのキーワードは好奇心だと言います。

吉村社長:「好奇心を持っている人は、夢を持つ人。アステムの事業は社会性が非常に高いです。社会に対して良いことができている、お役に立っていることを実感できる場面が沢山あります。『モノ』を売るのではなく『コト』を売る、ソリューションを情報提供していく。その中にやりがいがあると思います。」