【面接対策】面接で聞かれる「学生と社会人の違い」って?

面接でよく聞かれる、学生と社会人の違い

面接でよく聞かれる、「学生と社会人の違いって何だと思いますか?」の質問。
なんとなくわかっているつもりでも、うまく言葉で伝えられないことがあります。
しっかり対策して、万全の状態で面接突破をしましょう。

そもそも学生と社会人の違いを面接で聞かれる意図は?

この面接対策を突破するためには、まず質問の意図を理解しましょう。
これが分かれば、要点を押さえて、自分の考えも加えながら伝えることができます。

社会に出て「働く」という意識を見ている

就活生は社会人ではなく学生です。就活はこれから社会人になるための一歩です。
就活対策としてビジネスマナーなどがよく取り上げられますが、まずは自覚を持って働く意識があるのかがとても重要です。
学生気分が抜けずに面接をしてしまうと、働く覚悟がない人だと判断されてしまいます。

仕事に対しての考え方や意欲を見ている

社会人と学生の違いをしっかり説明できる人は、仕事への理解と意欲もそれだけ高いと判断されます。
さらに自分なりの答えがはっきりしている場合は、仕事に対しての考え方も企業側に伝えることができます。
対にうまく説明することができないと、仕事に対して考え方や意欲が少ないと捉えられてしまう可能性があります。

学生と社会人の違い 5つのポイント

学生と社会人の違いは、5つのポイントで説明することができます。

①自分の好きではない人、自分が苦手な人とも付き合う

学生生活は自由です。好きな人と授業を受ける、好きなサークルに入る、好きなものを突き詰めて楽しむ。学生は自分で行動すれば行動するほど、自分のやりたいことを自由に叶えられる環境にあります。

しかし、社会人はそうは行きません。社内での人間関係、取引先の方とのコミュニケーション、お客様への対応など、自分の好きな人とだけ付き合うことが不可能な状況にあります。誰に対しても、大人として、しっかりと誠実なお付き合いができる社会人が、企業側にとって重宝される人材です。

②社会・上司・お客様に厳しい目で評価される

学生生活であなたを評価してくれる人はどんな人でしょうか?学校、親、友達、バイト先の人。共通して、身近な人から評価されることが多いのが学生の特徴です。

社会人は様々な人たちから評価されます。それは上司といった身近な存在から自分の仕事ぶりを評価されることもあります。しかし、それだけではなく、社会、お客様にも評価されます。

例えば、自分が担当した商品に不備があったとします。すると直接苦情をいただくこともありますが、それ以外にも電話から、さらにはネットでも苦情をいただくこともあります。このように社会人は身近な存在だけでなく、顔の見えない存在からも評価されることもあるのです。

③お客様からお金をもらって生計を立てる「プロ」

学生は学校に授業料等を払って授業を受けています。だから、仮に単位を落としたとしても、親に怒られる可能性はありますが、学校側にとっては学生は「お客様」です。単位を落として、叱られるということはほとんどありません。学生はある意味自由で、何をしても個人の責任になります。

社会人は会社の一社員として、会社の看板を背負って仕事をしています。何か問題があった場合、個人の責任だけには留まらず、会社の責任となります。そのため自分自身が会社のイメージを損ねてしまう場合もあるのです。また、お客様にとっては、新卒もベテランといった立場も関係ないということも知っておかなければなりません。

④やるべきことを自分から探す

学生は、授業で内容を教えてもらった後、課題を締め切り期限までに提出します。アルバイトでも、教えてもらった範囲内のことを行うことが比較的多いと思います。このように、やるべきことは事前に教えてもらえる環境で、やるべきことをこなしています。

社会人は、必ずしもやるべきことの答えが事前に教えてもらえる環境とは限らず、その答えが1つとも限りません。わからないことは自分で調べるか、自分で上司に聞かなければなりません。また、やるべきことは全て明確ではなく、必要に応じて能動的に、自分で探していかなければいけません。

⑤実際にできてはじめてOK

学生は、授業で学んだことをしっかりと勉強して、テストでは自分の知っていることを答えていきます。
社会人は学んだことを、きちんとできて当たり前の状態にしておくことが求められます。
なぜなら、お金をもらって生計を立てる「プロ」であるからです。

学生と社会人の違いを面接で説明する上での注意点

学生と社会人の違いを面接で説明する場合、注意するべき点が3つあります。

面接では違いを明確に話す

「学生と社会人の違い」を聞いていることから、まずは両者の違いを明確に話すことが重要になります。違いが曖昧になると、きちんと違いを理解していないと思われてしまう可能性があります。まずは相手に違いを分かってもらうために、簡潔に話しましょう。

面接では論点を明確に話す

論点のずれた伝え方も分かりづらさの原因となってしまいます。
例えば、お金のことに関して違いを話していたのに、途中から社会問題についても入れてしまうと、相手にとっては何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。

いくつか違いを話す場合は、最初に「学生と社会人の違いは○つあると思います。1つ目は・・」といったように、相手が分かりやすいように話を組み立てることも大事な要素の1つです。

面接では分かりやすい例を入れて話す

学生は何をするのか、社会人は何をするのか、分かりやすい例を加えると、自分と相手が話題の想像のレベルを合わせながら話すことができます。

例えば、「お金の面で違いがあると思います」と話した上で、「学生は学校にお金を払っていましたが、社会人になるとお客様からお金をもらう側になります」だけでも、伝わりやすさが格段に上がります。
説明するときは、簡潔に述べた後に具体例を出すことで分かりやすくなります。

さいごに

学生と社会人の違いを知ることは、就職活動をする上で気を引き締めることにもつながります。それぞれの違いを分かった上で、面接でも堂々と答えられるようにしましょう。