「就活いつまで続けますか?」に対してどれだけ本音で返したらいいの?


就活も終盤になってくると「就活はいつまで続けようと思っていますか?」という質問を投げかけられることもありますね。

しかし、実際に就活をやめる時期は決めていないし、どう切り返すべきか迷う学生も多いかと思います。
そこで今回は、この質問の意図と、受け答え方についてお伝えします。

「就活いつまで続けますか?」質問の意図は?

採用担当者がそのように質問するときの意図として
・志望度の確認
・内定承諾の確度
大きくこの2つが挙げられます。

就職志望度の確認

秋頃の採用選考となると、「とりあえずこの企業を受けた」という理由で応募する学生も少なくありません。
しかし、企業としては「とりあえず」で入社する学生よりも「この企業で働きたい」という学生を求めています。

そのため、この質問をすることで、いつ就活を終わらせようとしているのかと合わせて、あなたがどういった経緯で選考を受けているのかを把握し、自社への志望度を測りたいという意図は少なからずあるかと思います。

内定承諾の確度

企業は来年度の事業計画に合わせて採用人数を定めているため、入社日までに人数を揃える必要があります。
春夏ならば内定を辞退されても再募集をすることもできますが、就活終盤、秋頃になるとそうもいかなくなってしまいます。

秋募集に関しては、入社してくれる学生に内定を出したいという心理が働きます。
そこで「内定を出したら入社してくれるか」と質問をして、学生の志望度を確かめようとしていると考えられます。

返答内容は?

これらの質問意図から、採用担当者は「実際にいつ就活をやめるか」、そのの時期を聞き出したいのではなく、自社に入社してくれるかどうかを知りたいと思っています。

それについてどのように答えるべきか、実際には各個人の志望度によるのは間違いありません。

一方で、具体的に就活をやめる時期を伝えるのは、リスクになる可能性もあります。
採用担当者からしたら、「就活をやめる日までいろんな企業を受けるなら、自社を選ぶ可能性が低くなるのではないか」という判断になりかねません。

その中でも、入社したいと思っている意思があるのであれば
「内定をもらったら就活を終える」と伝えるのがよいかと思います。

しかし終盤の選考だと
「春や夏にも募集をしていたのになぜ今?」と言われることもあるかと思います。

その場合は、これまでの就活の経緯を伝えた上で、なぜ今この企業に惹かれているのか、その魅力を具体的に伝えることが重要になります。

「御社が第一志望です」とは言葉で言うのは簡単ですが、
そこに対してなぜ第一志望なのか、企業理解や共感を示すことで、企業に対してアピールができるのではないでしょうか?

終わりに

「いつまで就活を続けますか?」という質問の答え方次第では、「この学生は入ってくれないかもしれない」という懸念から内定を出し渋ってしまうこともあります。
入社したいという気持ちがあれば、単に時期を応えるのではなく、自分の意思を明確に伝えましょう。