企業の魅力を深堀り!視野を広げる企業研究「未知との遭遇ワーク」その2

「企業研究をどうすればいいか分からない」
「企業を見るときの視野を広げたい」そんな学生必見の授業が開かれました。
 

「未知との遭遇ワーク」とは

九州産業大学の必修授業「インターンシップ入門」で、株式会社カウテレビジョンが1年生600人に企業研究の仕方を伝える過程を受け持ち、動画コンテンツを使った企業研究「未知との遭遇ワーク」を3回にわたって行いました。
企業の魅力を深堀り!視野を広げる企業研究「未知との遭遇ワーク」その1
🔼未知との遭遇ワーク・その1記事はこちら!
 

参加学生の満足度とワークの効果

「もっと発表を上手くしたい!」という積極的な学生の声を受け、授業では毎回前回授業のフィードバックが行われました。改善を繰り返しながら発表することで、学生たちの表情は変わってきたと講師は話します。

ワークへの満足度は参加学生の92%に上りました。
今回のワークを通して学生には「企業観・プレゼンスキル・就活への想い」それぞれの点で学びや変化が挙げられました。
 

「未知との遭遇ワーク」に参加した学生の声

学生の企業観への変化、リサーチやプレゼンのスキルについてなど「未知との遭遇ワーク」に参加した学生から届いた生の声を一部ご紹介します。
 

企業観の変化

・企業の動画から様々な企業が持つ価値を見つけることで、私が知らない新たな世界を知ることができました
・会社を選ぶ中で大事にするものは給料だと思っていましたが、今回のワークを通じて、こんなにも会社によって価値はバラバラで周りからは見えない価値が存在していることがわかりました。
・自分の中でははこういう会社だと思っていても、実際調べてみると全然違ったりもっと多くのことをしていたり知らないことばかりでした。様々な方法で調べて就活することが大事だと言うことがわかりました。
新しい会社では、社員たちが会社の文化を作っていくことができるという面にとても感銘を受けました。
・歴史のある会社で安定ばかりを求めるのではなく、仕事に加え新しく会社のあり方を作っていくことも楽しいのではないかと感じました。
・今まで自分の興味のある仕事やよく知られたBtoC企業企業しか調べてきませんでしたが、今回のワークで新たな分野の企業をたくさん知ることができ自分の視野が広がりました
自分が企業に求めている価値と、企業が持っている価値それぞれを考え比較することで、将来の企業選びで失敗する可能性を下げられると思いました。

 

プレゼンスキルの変化

・未知との遭遇ワークを通じて、自分の意見を発表する事に対して自信がつきました
・同じ企業について魅力だと思ったことを共有できる場があるのはとてもいいと思いました。
・発表の際には、目線を相手に合わせる、はきはきと適切な速度で話すなど聞き手への配慮が大切だと感じたので、学校生活や就活にも活かしていきたいです。
聴き手側の相槌や拍手など、リアクションの大切さを改めて実感する良い機会となりました。
・はじめは意見を思いついても口に出すことが苦手でしたが、回を重ねるたびに進んで意見を出しディスカッションが楽しいと感じるようになり、3回目では積極的提案することができました。
・これから就活でzoomを使うことが多いと思うので、zoomならではの喋り方のコツを活用したいと思いました。この回で学んだことを活かして、インターンシップも頑張ろうと思います。
 

就活に対する気持ちの変化

・全く関心のなかった企業にの魅力を知り、自分の知識も増やすことが出来ました。自分の可能性や夢をもっと広げることが出来たと思います。
・自分たちが住む福岡などのいい企業を知ることができてとても良かったです。就活サイトの文字だけでは見つけることのできなかった素敵な企業を知ることができました
・今後の就職活動にも大いに役立ちそうです。まだ見ていない会社も見て自分自身がしたいと思う働き方に近い企業を探してみたいと思いました。
・私が視聴した動画は全て中小企業だったのですが、若い人でも意見が言いやすく、社員全体で会社を作っていくという雰囲気を感じ取ることができ、大企業に入ることが全てではなく、やりがいを感じながら働けることが就職するうえで重要なのだと気づくことができました。
・インターンシップや企業説明会では、知らない企業にも興味を持ち、社風やそこの会社にしかないものにも目を向けていきたいと思います。
・企業をどうやって調べればいいか分かりました。とても良い学びの場だったし、よりインターンシップに興味を持てたし、社会に出ることが楽しみになりました
 

「未知との遭遇ワーク」を導入した教授の声

授業を担当する聞間教授は、ワークに参加した学生の変化をこう話します。
 
”学生は企業のどこを見ればいいのか理解が進んだのではないでしょうか。企業に向けて「いい問い」を立てられるようになってきたと感じました。グループワークでの意見交換はインプットとアウトプットをするいい経験になりました。BtoB企業にはこれまであまり目を向けていなかった学生も多く、そこに大きな変化があったのではないかと思います。”

 

 

今後の課題と展望

「未知との遭遇ワーク」の参加をきっかけとして、企業へのインターンシップやコラボプロジェクトなど、学生がもう一歩踏み込んだ関係に自然とつながっていくことを期待するという聞間教授。
企業の価値に出会うワークは、あくまでスタート地点です。企業を見るポイント・自分の視点で企業価値を理解する方法を学んだ学生は、多くの情報を自分の視点で選び取り、希望する働き方に出会えることでしょう。