キューハイテック株式会社

キューハイテック株式会社の会社情報

会社名 キューハイテック株式会社
代表者 代表取締役 日高美治
所在地 福岡県福岡市博多区板付6丁目3-32
事業内容 ガス工事、配管工事、給排水工事、ガス設備の点検・メンテナンス、キッチン・浴室・トイレ等のリフォーム
従業員 約230名
公式サイト kyuhai-tech.co.jp

キューハイテック株式会社のポイント3つ

  • 連続鋳造モールド装置で国内シェア75%
  • ベテランから若手までお互いに学び合う社風
  • 福岡空港、マークイズ福岡ももちなど福岡の有名施設にも携わる
  • 福岡市内に2社しかない西部ガスの内管工事会社の1社

協力して働き、共に育む【キューハイテック】

変化のスピードが早く、不安定な現代社会。そんな中、伸びていく企業の共通点として注目されているのが「Learning Organization(学び合う組織)」です。その学び合う組織作りに取り組むことで、社員同士の仲が良く、人間的成長を遂げる会社として福岡の企業経営者達に一目置かれている会社があります。 キューハイテック株式会社。同社はガスを建物全体に供給するための配管工事を手がけているインフラ関連企業です。福岡市に新しくできるビルのおよそ3棟中1棟に携わっていると言います。 今回のカウテレビ企業密着ドキュメントでは、福岡有数のLearning Organizationとして知られるキューハイテックの社内に潜入し、学び合う組織の実態に迫ります。

会社を良くするために若手もベテランも意見を出す『学び合う組織』

キューハイテックの社風をひと言で表すとすると「一体感」。オフィスでも社員同士が仲良くしている姿を目にします。それは同じく、工事の現場でも、研修中も、また会議室でもどこを切っても仲の良い社風が伝わってきます。その「一体感」を醸成するカギとなるのが、同社の経営理念である「協働共育」。協力して働き、共に育む、というポリシーです。

野見山社長:「一人では仕事は成り立ちません、そのために良いことも悪いことも社員同士で言い合えることが強みとしてお客さんにサービスを提供できています。共に育むと言う点では仕事から学ぶ点や人との関係性から学ぶこともあるからこそ団結し、今のキューハイテックがあります。

 

「協働共育」を象徴しているのが、月に1度開かれている社内の勉強会です。若手社員が自社の今後について意見を述べ、またベテラン社員や管理職も意見を出し合います。様々な立場の社員が一堂に会し、共に学ぶ勉強会です。変化のスピードが速く、不安定な現代社会。そんな中、伸びていく企業の共通点として注目されているのが、ラーニングオーガニゼーション、学び合う組織です。

 

その「学び合う組織」づくりに取り組むことで社員同士の仲を良くし、人間的成長を遂げる会社として、キューハイテックは福岡の企業経営者たちに一目置かれています。

 

勤続40年近い社員・木村さんも、この勉強会のおかげで、人間的に成長できたと語ります。

木村さん:「はじめは『今さら勉強?』というのがあってですね、だけどこの勉強会がなかったらこの会社にはいなかったんじゃないかなと思います。この勉強で何が一番良かったかと言うと、『人を認める』ということ。お互いが認め合う風土があるからこそ、ここまで続いたのではないかと思います。地域の人たちの役に立って今がある。仕事に誇りを持てる様になったというのがありますね。」

 

ガス工事の現場は、人々の暮らしに役立つ仕事〜2016年熊本地震で活躍

小野さんは、キューハイテック入社20年のベテラン社員です。この日は、ビルの6階から7階へとガスの配管を延長する「タテカン」と呼ばれる工事を行っていました。ガスの配管は少しのミスも許されない仕事。小野さんは、誰にでもできる仕事ではないと胸を張ります。

小野さん:「誰でもできる仕事ではない『専門職』なので、技能や技術を身に着けられれば特別な存在になれる。ガスを使ってお湯を沸かしたり、料理をされたり、店舗では営業されたり、そういう想いで物事を見ると、自分のやっていることは関節的かもしれないですけど、役に立っているんだなと。」

人々の暮らしに役立つ仕事。それは平時だけでなく、緊急時にも発揮されています。

2016年、熊本で起きた震度7の大地震。キューハイテックは翌日すぐにガス復旧の支援部隊を派遣しました。当時を知る工事課課長・大坂さんは、この仕事の大切さを実感したと語ります。

大坂さん:「トイレも水もない環境で仮設復旧工事をやっていると現地の方が言ってくるんですよね、『2週間お風呂に入っていないのでよろしくお願いします』と。そういう時に『皆さんの生活の一部を支えている大切な仕事なんだ』と思います。」

先輩が丁寧に教えてくれるから「仕事が楽しい」、社員の面倒見のいい社風

山本さんと小島さんは、同じ工事課に所属する先輩・後輩の社員です。先輩である工事課係長の山本さんが後輩である小島さんにガス管の繋ぎ方について技術指導をしています。

一般的に技術者の世界では「背中で覚えろ、目で盗め」という風潮も多い中、キューハイテックは、後輩を先輩がしっかり面倒を見る社風が特徴だといいます。

山本さん(先輩):「かつて自分が教えてもらった配管をそのままやってみたら上手いことできて、その時に得られた快感が大きかった。それを後輩の小島さんに伝えたいので、勉強してもらったり…それで彼が成功した時に得られる達成感もかなり大きいと思いますね。」

小島さん(後輩):「簡単にはできないところが自分には楽しい。ネジから加工して、それもキレイなネジを使わないと組み上がらないし…。キレイな配管をすることで、本当楽しいんですよね。いやあなんか・・・単純に好きなんですよね。」

「売り込み無し、飛び込み無し」 有名施設を手掛ける営業マン

キューハイテックの営業マン・川鍋さんの仕事は、九州ナンバーワンのガス会社・西部ガスの本社を訪れて、近く建設されるホテルやビルのガス配管工事の打ち合わせなどです。建物全体に適切な圧力でガスが供給できるよう、配管の太さやルートなどをチェックします。キューハイテックの技術力の確かさから、西部ガスの信頼も厚いようです。

川鍋さんが関わった物件には、マークイズ福岡ももち、天神・赤坂・アイランドシティのタワーマンション、六本松の福岡市科学館など、福岡市内の有名施設も多く含まれます。そこに大きな働きがいを感じるといいます。

川鍋さん:「年間3〜4億円規模の仕事をさせてもらっている中で、福岡の街に残る建物はやりがいも感じるし、『ここは自分が携わったんだ』という気持ちにもなります。」

川鍋さんと一緒に仕事をしている西部ガスの社員・竹田津さんはキューハイテックについてこう語ります。

竹田津さん:「図面だけでは分からない、実際に施工してみないとガス管を通せるの分からない部分もあるので、一番信頼になる会社さんかなと思います。」

一般的に営業というと「断られる」とか「売り込む」というイメージがあり、学生にはマイナスのイメージも少なからずあるものです。しかしキューハイテックの営業は少し違うようです。ガスという不可欠な生活インフラであるため、建物が建つ度に必ず必要とされる、いわば「求められる営業」だと語ります。

川鍋さん:「キューハイテックの営業は独特な営業スタイルですよね。お客さんに必要とされていると感じることができるというのは、このキューハイテックの営業ならではではないかなと思います。」

『福岡の街になくてはならない会社になろう』~社員たちの働きがい

同社のスタッフたちは、キューハイテックで働く魅力についてこう語ります。

入社4年目設計課・櫻木さん:「私は1人1人の顔と名前が分かってコミュニケーションが取れる会社に入りたかったので、そういう意味では、弊社は勉強会もあるし、月に1度社内の席替えもあるし、社員旅行もあるし、コミュニケーション取れる場が作ってあるので、そこで話ができるのはすごくいいですね。」

入社11年目営業課・坂田さん:「今、福岡はものすごく勢いが良いじゃないですか。それで建物も沢山建っている中で、大きい建物にも携われる。ものすごく誇りに思っています。」

入社2年目事務課・古川さん:「キューハイテックを知る前の業界のイメージは、『みんな怖い』『近寄りがたそう』というものでしたが、ここはそうではなく、工事課の皆さんも営業の人もみんないい人で。そこが私は一番好きです。」

50年間、福岡の人々の暮らしを支えてきたキューハイテック。最後に、キューハイテックが向かう先とはについて、野見山社長に伺いました。

野見山社長:「社員一人ひとりが「ここで働いて良かった」と思える働きがいや仕事観を持てる環境にしたいなと思っています」