「今の内定先で本当にいいのか…」と就活のマリッジブルー期で悩む学生

就活のマリッジブルー期ともいえる悩みの原因と解決方法

就活生のみなさん、
「本当にこの会社で良いのか・・・・」
「すでに内定を持っているが、納得できていない」
「この会社でついていけるだろうか…」いう不安を抱えていませんか?
春夏にエントリーした企業の選考が落ち着き、懇親会などに参加したり、ふと冷静な頭で考えた時に「本当にこの会社に入って大丈夫かな」という感情になることありますよね。

この記事では、「今の内定先で大丈夫だろうか…」とまさに就活のマリッジブルー期ともいえる悩みの原因と解決方法を伝えていきます。

「この内定先で大丈夫だろうか」と不安になる原因

原因1:内定先に納得がいっていない

3月からスタートした就活も、夏を過ぎると疲れがでてきたり、周りが次々と内定をゲットして開放されている姿を見て焦りを感じることありますよね。自分もこの苦痛から解放されたいという一心から就活にピリオドを打つ人も多いのではないでしょうか。

実際に、内定が欲しいという焦りからから開放されて、いざ冷静になってみると、選考時には感じていなかった違和感、例えば就活の軸に当てはまっていないなどに気付くこともあります。
自分はどうなっていきたいのか、いま一度イメージしてみましょう。内定は「ゴール」ではありません。その会社で働く自分を想像できなければ、これまでの時間と頭を使って活動してきたあたなの取組みが無駄になってしまいます。

原因2:自分に自信が持てない

経験をしたことがない社会人生活、責任の大きさやノルマ達成など未知の世界に「自分で務まるのか」と不安になったり、同期の姿をみて「本当にこの人たちと並んで働けるのか」と比べて落ち込むなど、会社への不安というより、自分自身に対する不安を抱えてしまうケースもよくあります。

原因3:内定先の悪い噂や口コミが気になる

内定先の口コミサイトに書き込まれているマイナス評価をみてしまい「やっぱり行きたくないかも」と思ってしまう人も少なくありません。選考段階では気にしないようにしていたが、いざ自分がその会社で働くとなると、気になってしょうがないということありますよね。

大前提として知っていて欲しいことが、企業の口コミサイトは退職した人や、既存社員で何かしら会社へ不満を持つ人が書く傾向にあります。つまり、不満やマイナスな情報が集まっているサイドがほとんどです。
あまり、悪い噂に惑わされ過ぎず、どの企業にもネガティブな声が一定数あると思って、ポジティブに考えることをおすすめします。
人生の大事な選択をする時でもあります。口コミばかりに気を取られず、自身が選考過程で見てきた事実も参考にして、この企業で大丈夫か考えてみてください。

原因4:入社して働くイメージが持てない

「入社後の働くイメージができない」これも、不安になる原因のひとつです。
入社してどんな仕事をするのか、どんな営業スタイルなのか、内定をもらった現時点でイメージできずに、もやもやしていていませんか?

企業側の視点も交えながら話すと、多くの企業は、誰にでも内定を出すわけではではありません。選考を通して、あなたのこれまで経験や人としての立ち振る舞いに惹かれ、尚且つ、会社・業界を理解できている、自社で活躍してくれる人材だと感じているらから、内定をだしているわけです。
そのため、あなたが業界や会社のこと、また入社してどんな仕事をするかを理解をしていないのに、さっさと内定が出てしまったという場合は、企業が手当たり次第に内定を出している可能性が高く、入社後「こんなはずじゃなかった」というミスマッチに繋がりかねません。
あなたはどのくらい内定先のこと、仕事内容のことを理解できていますか?
給与や福利厚生だけでなく、メインとなる仕事内容や社風にも目を向けて志望度を確かめてください。

不安解消するためにできること

さて、ここまで不安に感じている原因を紹介してきました。
ここからは、悩みを抱える就活生におすすめの解決策を紹介していきます。自分で出来そうなことがあれば、実践してみてください。

解決策①:内定先の人事と現場社員それぞれに話を聞きに行く

人事の方からは、自分の評価を聞いてみるのがおすすめです。
どこを評価して内定を出したのか、企業側から見て活躍しそうだと感じてもらえた部分があるのならば、それは何かを聞いてみてください。自分では気付いていない強みが見つかって、自信にも繋がることでしょう。また、上記でも伝えた、手あたり次第に内定を出している企業がそうでない企業かも見えてくるかもしれません。

人事以外の現場社員と話をすることも不安を解消できるひとつです。
選考中に一度も現場の社員と交流せずにここまできてしまったという人もいると思います。
既に配属部署が決まっているのであれば、その部署の社員と話をすることで、入社後のイメージをより鮮明に描くことができるはずです。
現場社員への面談も人事担当者に相談をすれば対応してくれるはずです。
企業側もミスマッチによって早期離職になることは避けたいでしょうし、内定者の不安に真摯に向き合ってくれる企業がほとんどです。メールや電話を通して、是非相談してみてください。

解決策②:同期や身近な人に相談する

同期と話してモチベーションを上げることもおすすめです。
一緒に働いていく仲間の人柄を知ったり、入社に向けてどんな準備をしているか聞くことができれば、気持ちが軽くなった状態で入社を迎えられるかもしれません。
内定者懇親会など公式の場だけではなく、同期同士連絡を取り合って、関係を深める時間をつくってみてください。
また、自身の傾向と性格を良く知っているような身近な人から、第三者の立場からみてどういう風に見えているか意見を貰うことも思考が整理できる良い機会になるかもしれません。

解決策③:就活を続ける

どうしても納得ができなかったり、早期退職に繋がりそうだと感じた場合は就活を続けることも選択肢の一つです。しかし、こんな時期に企業選びから大丈夫かと不安に思う人もいますよね。でも考えてみてください、初めて社会人経験を積むファーストキャリアです。後悔ない選択をするにはもうひと踏ん張りしてみるのも大切ですよ。

ダメだったら転職すればいいやという考えは危険

転職が珍しくない今、とりあえずゲットした内定先に決めて、合わなければ転職をすればいいと考えてる人もいるのではないですか?
もやもやを抱えたまま入社をしてしまった場合、失敗した時や上司から厳しい言葉を言われた時に、「最初からこの仕事は向いていないと思っていた」とか「会社が○○してくれない」などといった被害者意識に陥り、早期退職となることもあります。
そうすると、キャリアアップとは異なる転職活動において、採用担当者からは「この人は、またすぐ辞めるのではないか?」という印象を持たれます。
相手を納得させられる説得力があれば問題ありませんが、不利な状況になることは今の時点でもしっかりと自覚しておきましょう。
選べる業種や会社の選択肢が広いのも、入社難易度が低いのも新卒採用です。
「入社して無理だったら転職しよう」という考えは捨てたほうがいいですよ。

秋冬採用

就活を続けるという人へ
秋冬採用は、春夏採用で計画通りに内定承諾者を確保できなかった企業や学生が大手企業に流れ、辞退されてしまったという企業がこれから秋冬で動いていきます。
この時期にするということは、学生から選ばれない「不人気企業」というマイナスイメージを持たれがちですが、一概にそうとも言えません。

秋冬採用をしている企業の多くが、競合他社が大手企業であったり、BtoBの中堅企業などです。このような企業は、企業規模や知名度で比較されて辞退されてしまったり、採用をしている企業が少ない、秋冬で動こうと戦略的に考えている企業も多く、決して働く環境や条件が悪く学生に選ばれていない企業というわけではないのです。
また、大手企業でも、年間を通して採用をおこなう通年採用を取り入れている企業もいるため、大手企業へのチャンスも十分にあります。

さいごに

就活がひと段落した時に現れる、内定先への不安な感情。その原因や解決策は様々にあります。無理に感情を抑え込むのではなく、不安な感情と向き合っていきましょう。初めての社会人経験となるファーストキャリア。今後の社会人生活の基準となり、基礎的な知識やスキルを身につけていく大切な場所でもあります。後悔のない選択をしてください。