会社名 | 岡野バルブ製造株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 岡野 正紀 |
所在地 | 福岡県北九州市門司区中町1-14 |
事業内容 | 各種弁の製造、修理・メンテナンスならびに販売 |
従業員 | 従業員 441名(連結)/199名(単体)(平成29年11月30日現在) |
公式サイト | okano-valve.co.jp |
青森県の八戸火力発電所。総出力41万kW、一般住宅に換算すると47万世帯もの電力が生み出されている巨大な施設です。今回特別な許可を得て、その発電プラント内にカウテレビのカメラが潜入しました。 蒸気や液体を流したり止めたりといった制御を司っている接続部の部品をバルブと言います。この発電所の巨大な高温高圧バルブを司る会社が岡野バルブ製造株式会社です。 普段私たちがあまり目にすることのない仕事現場に密着する業界の舞台裏ドキュメント。今回は日本のエネルギー産業の発展に長く貢献してきた岡野バルブの社内に潜入し、社員の奮闘ぶりを取材しました。
営業部・東京営業所主任の多田さんは取材の日、発電所を建設する大手ブランドメーカーを訪れて納品直前のバルブについて打ち合わせをしていました。クライアントである三井物産プラントシステム(株)の小西さんは岡野バルブについてこのように語ります。
小西さん:「岡野バルブの特徴は技術力です。シビアな環境で使うバルブなので製品の漏れが許されません。岡野さんにしか頼めないバルブを作ってもらっています。信頼できる技術の会社です。」
今回納品するバルブは、1台数千万円のという製品、しかも複数台導入します。多田さんは若手の営業マンが、数億円を動かすことができることは、岡野バルブの営業の醍醐味だといいます。
多田さん:「やるからにはデカイ仕事がしたい、受注した時が一番やりがいを感じます。普通なら億単位の仕事を新人には任せません。岡野バルブは『若いからこそやらせる』という社風です。不安もありましたが、先輩方が助けてくれるので、思いきって仕事ができます。」
岡野バルブは、長年培ってきた技術力を活かして異なる分野を開拓しようと、新規事業にもチャレンジしています。荒内さんは、2015年にスタートした「IoM事業」と呼ばれる新規事業のリーダーです。
IoMとは、Internet of Manufacturing、長年培ってきた製造技術を活かして、他社の製品加工や部品調達をインターネット上で受注する、いわば、ものづくりのeコマースです。
IoM事業のリーダーを務める荒内さんは、事業運営を一任されています。これは中小企業でいうと社長クラスの決済権です。
荒内さん「若手にもチャンスが日々まわってきます。『こうしたい』と考えてアイデアを出せるのは面白いです。経営をする上でダメなことはあるし、上司を納得させないと進めないこともありますが、Goが出ればとことんやらせてもらえるので、やりがいがあります。」
チャレンジ精神の高い人たちが集まる岡野バルブ、岡野常務に今後のビジョンと求める人物像について伺いました。
岡野常務:「チャレンジングに挑戦して失敗しても責めることは一切ありません。挑戦も失敗も含めて成長してほしいです。変化を好む、精神力の強い人材に来てもらいたいです。先輩たちがやってきた業務だけでは面白みに欠ける思うので、常に進化進歩の意識を持って、全員がいきいきと働ける会社でありたいと思います。従業員が十分な賃金が得られるだけの利益を出せる会社でありたいと思います。」