就職活動を始めると、「自己分析」という言葉をよく耳にするかと思います。
言葉はよく知っているものの、
「そもそも自己分析とはなにか」
「自己分析はいつ行えばいいのか」
「どんな方法で自己分析を行ったらいいのか」など
疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、自己分析を行う意味や方法についてご紹介します!
自己分析はなぜ必要なのでしょうか?
まずは自己分析を行う意味について考えてみましょう!
この言葉の意味を簡単に説明すると、【自身のこれまでの経験を振り返り、自分自身の特性について知ること】です。
自分の特性を知ることで、「自分にはどんな仕事が向いているのか?」「どういった業界に進みたいのか?」がイメージしやすくなります。
そのため、自己分析は就職活動のスタートラインといっても過言ではありません!
中国の兵法書・孫子のなかに「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない)」という言葉があります。
自分を知ることは、自分の人生設計をするうえでも大切であり、就職活動を成功させるためにも必要です!
なるべく早い段階から「自己分析」を行い、じっくりと自分の特性について考えてみましょう。
自己分析は、企業選びはもちろんの事、エントリーシートや面接の対策にも役立ちます。
活用できるシーンを把握しておくことで、より効果的に自己分析を進めることができるのです。
そこで、自己分析の手法を紹介する前に、自己分析を行うことのメリットを3つ、ご紹介します!
自己分析を行いこれまでの経験を振り返ると、「自分のやりたいこと」「自分の特性を活かせそうなこと」「将来自分がどうなりたいのか」を考えることができます。
それに沿った企業選びをすることで、就職活動の軸がしっかりとしたものになります。
もし仮に、自分のやりたいことが曖昧で、自分の特性を把握しきれないまま企業に就職したとしましょう。
そうなった場合、入社してから「この仕事は何か違う」「自分には不向きかも」といったミスマッチが生じてしまうかもしれません。
仕事のミスマッチを防ぎ、充実した社会人生活を送るためにも「先を見据えた自己分析」が大切です。
面接では「あなたの長所・短所を教えてください」という定番質問があります。
採用担当者はあなたが
・自分の長所を活かして、どのように会社で活躍してくれるのか
・自分の短所をカバーして、一緒に仕事をしていけるのか
といったことを知りたくてこの質問をしています。
自己分析を通じて長所・短所をはっきりさせておくことで、自分にはどのような特性があり、どういった課題があるのかを見つけることができます。
説得力のある回答をするためにも、「自分の過去の経験・具体的なエピソードに基づいた自己分析」が大切です。
就職活動中は、エントリーシートや面接の場で自己PRを行う機会が多くあります。
毎年、この自己PRで頭を悩ませる就活生はとても多いです。
単に、留学やゼミ、バイトの経験だけをPRすると、同じような経験をしている人と内容がほとんど変わらない…、ということにもなりかねません。
自己分析は、今まで意識していなかったあなたの魅力的なエピソードを発見する機会にもなります。
これまでの人生を振り返り、自分で考えて、自分で動いた体験を思い出してみましょう。
その過程のがんばりや、できるようになったことが、今の自分の強さに繋がっているはずです。
自己PRにはどんなことを書けばいいのだろう?どんなポイントをPRしたら相手に伝わりやすいのだろう?と迷ってしまう場合は、「自己分析に立ち返ってじっくり考えてみる」のも大切です。
これまで、自己分析を行う理由とメリットについて説明してきましたが、実際にはどのように自己分析を行えばいいのでしょうか?
実は自己分析の方法に正解はありません!
Webサイトや就活セミナー、大学の就職支援センターなどで、さまざまな方法が紹介されています。しかし、どれが自分に合っているのか、ほんとに自己分析ができているのか、不安になることもあるかと思います。
まずは自己分析を行う目的に立ち返り、納得のいくまで、複数の方法を試すことがおすすめです。
生まれてから今に至るまで、自分が経験してきたことをできる限りノートへ書き出してみましょう。
その経験を通じてどのように感じたか、どうしてその行動を取ったのかも合わせて記載できればベストです。
そうすることで、自分の行動傾向を可視化して分析できるようになります。
また、自分がなぜ今の性格になったのか考えるきっかけにもなります。
ここで大切なのは、時間をかけてどんどん深堀りしていくことです。
なぜ?どうして?といった視点を持って、細かく記載していきましょう。
【例:小学校1年生でサッカーを習い始めた】
【なぜ始めた?】
→ 休み時間に同級生とよくサッカーをして遊んでいて、もっと皆とサッカーをしたいと思ったから。
【なにを学んだ?】
→ チームプレーの大切さ。連携力を高めるためには、チームメイト同士でお互いの良い所・悪い所を指摘し合うなど、綿密なコミュニケーションが必要。その過程で信頼関係を築くことができた。
【なにが得られた?】
→ 体力、忍耐力、継続する力、向上心、尊重する心。大学でもサッカーを続けており、毎朝6時からリフティングなどの自主トレーニングを行うことが日課になっている。
Web上には、自己分析を手助けするための性格診断テストがあります。
1つの質問に対して、[そう思う~どちらともいえない~そうは思わない] といった回答をしていくタイプや、
[規律を重んじる][話が得意]など複数の項目から、最も自分に当てはまる項目を1つ選んでいくタイプなど、いくつかのテスト形式があります。
実際の採用試験でも、適性検査としてこのような性格診断テストを多くの人が受けることになるので、予行演習を兼ねて利用してみるのもいいかもしれません。
ただし、これだけで自己分析を済ませてしまうのには注意が必要です。
「自分の過去の経験・具体的なエピソードに基づいた自己分析」が欠けてしまいますからね。
こちらは「自己分析」ではなく「他己分析」となりますが、客観的な分析ができたり、自分では気づかなかった強みが見つかったり、といったメリットがあります。
大学の就職支援センターや親しい友人など、複数人に協力をお願いしてみましょう。
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これまでの人生を振り返りながら、あなただけの、あなたにしか語ることのできない「ONLY1の自分STORY」をつくれます。
自己分析で行き詰まってしまったら、是非活用してみてください。
自己分析ができた、もしくは行き詰まってしまったら、次はインターンシップへ参加してみましょう。
インターンシップを通じて実際の仕事を経験することで、以下のような自己分析のブラッシュアップが可能になります。
複数のインターンへ参加して、その都度ブラッシュアップしていければベストです。
就職活動を成功させるためにも、自己分析を通じてじっくりと自分について考えてみましょう!