会社名 | 株式会社エミシス |
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代表者 | 代表取締役 藤木 寛人 |
所在地 | 福岡市博多区祇園町6-43 ギオン柴田ビル3F |
事業内容 | コンピュータシステム(パッケージ、ホームページ含む)の企画、開発、運営、販売 ソフトウェアの受託開発 CMS SITE PUBLISを利用したコンテンツ製作・開発 |
従業員 | 33名(技術者32名 2018年4月現在) |
公式サイト | e3sys.co.jp |
IT業界のエンジニアの働き方は長時間労働や35歳定年説がまことしやかにささやかれるなど、未だ発展途上と言えます。そうした中、福岡市に不思議なIT企業があると聞きカメラが潜入しました。目下成長中のベンチャー企業「株式会社エミシス」です。同社は、エンジニアの労働環境の常識破りに挑戦している会社です。
今や世の中のありとあらゆる産業に浸透したIT。もはやIT抜きに語れる業界はないと言っても過言ではありません。しかしそんな中でもIT業界のエンジニアの働き方は長時間労働や35歳定年説がまことしやかにささやかれるなど、未だ発展途上と言えます。
そうした中、福岡市に不思議なIT企業があると聞きカメラが潜入しました。ドリンクバーや、まるでカフェのようなオープンスペース、さらにはバランスボールまで置いてあります。ここは目下成長中のベンチャー企業「株式会社エミシス」のオフィスです。同社は、エンジニアの労働環境の常識破りに挑戦している会社です。同社は従業員の大半がシステムエンジニアで、大手企業とのシステム開発から、中小企業向けの小規模開発まで、幅広い開発業務を手がけています。
エミシスの仕事のスタイルは大きく2種類。1つは、依頼主であるクライアントの社内にスタッフが常駐して開発案件を共に進めて行くタイプ。もう1つはクライアントからの案件を自社に持ち帰って開発するタイプです。その両方に共通しているエミシスの仕事のポリシーとは、「エンドユーザーの顔が見える開発」だといいます。
エミシスのシステムエンジニア、牛嶋さんは取材当日、発注主の大手企業を訪問し、担当者と打合せを行っていました。
(株)インターネットイニシアティブ・水谷さん:「東京のエンジニアで上流から下流まで全行程通してできる人は以外にいないんですよ。エミシスさんは、上流から下流までできる人が多いので頼りにしています。」
ソリューション開発部・牛嶋さん:「クライアントと一緒にお客さんのところに行くこともありますし『一緒にやっている』というのはなかなか味わえないことです。エンドユーザーさんが製品に触っているところに立ち会うこともあるので、『ああ、使っているんだな』という実感が湧きます。」
システムエンジニアの松谷さん。取材日に訪れたのは、福岡市のカウテレビジョンのオフィス。実は、私たちカウテレビもエミシスにシステム開発を依頼している1社です。何千本にも上る配信動画の視聴状況を管理するシステムを作っているのが、この松谷さんです。
松谷さんに仕事の醍醐味を伺いました。
ソリューション開発部・松谷さん:「お客さんと話しながら作るスタイルが多いので『こういうシステム作りたい』と言われた時に、『いやそんなの要らない、こっちでしょ』ということも言います。ウチが他社と違うのは、経営者たちと『そもそも要るの?』というところから始めるので、自分のいいと思うことだけ、善悪だけで仕事ができるのが楽しいですね。一緒に作っているという感覚が生まれるなと。発注側と受ける側の関係ではあるんですけど、それだけではない繋がりができるのは楽しいですね。」
エミシスが掲げるビジョンの1つに「エンジニアが輝く会社づくり」というものがあります。
・社内カフェスペース
・制度やルールに社員の意見を反映させるボトムアップの社風
・AIやVR、MRといった最新の技術を学ぶ勉強会
・労働時間を月120時間に抑え、残りを自己啓発や仕組みづくりに充てる「120H構想」
など、様々な工夫が施されています。その取り組みの1つが、エンジニア同士で知識を共有する社内勉強会です。
SEというと、データベースや、サーバー、アプリなど、各々が専門領域を持つのが一般的ですが、エミシスでは、こうした勉強会を通じて、固定の専門領域だけでなく、マルチに活躍できるエンジニア、いわゆる「フルスタックエンジニア」の育成を目指しているといいます。
ソリューション開発部・池田さん:「言われたことだけ、渡されたことだけとなると、面白くないじゃないですか。自分の制限を決めてしまうような人になって欲しくないと思っています。知見や自分ができるスキルが拡がっていけば、もっと楽しくなるんですよね。」
こうした背景には、エンジニアが生涯働ける会社を作りたい、という藤木社長の想いがあるそうです。エンジニアが輝く会社づくりを目指して、日々、成長を続ける株式会社エミシス。これからのビジョンを藤木社長に伺いました。
藤木社長:「業界の構造として長く働いていけない環境がありました。『エンジニア35歳定年説』を『おかしいな』と。エンジニアの方々が長く力を発揮する環境を作るべきではないかという想いがあり、それを実現したくて会社を作りました。エンジニアが輝く会社を作るためには、エンジニア自身が一人ひとり考えながら取り組んでもらうのが理想だと思っています。自分たちが『いいよね』という会社にしていって頂ければと。日本のみならず世界が超スマート社会になっていく中で、それを支えるITエンジニアが幸せでなければ世の中は幸せではないと。エンジニアが幸せになることで世の中を幸せにしたいと思っています。」