株式会社アクタ

株式会社アクタの会社情報

会社名

株式会社アクタ

代表者 代表取締役 柴田 伊智郎
所在地 福岡県古賀市鹿部335-1
事業内容 各種プラスチック製の食品容器等の製造販売
従業員 150名
公式サイト acta-web.co.jp

ここがポイント3つ

  • 創業60年、日本の食文化を支える食品容器メーカー
  • 製造現場で働く社員さんが語る「ものづくりの魅力」とは
  • 「全員が商品開発者」部署を越えた「企画会議」に密着

日本の食文化を支える弁当箱革命【アクタ】

駅中の一角に、ひときわ人気の弁当を売る店があります。一ヶ月に一万食以上も売り上げるという、これらの超人気弁当を際立たせているのが、弁当箱です。その弁当箱を作っている企業が福岡県古賀市にあります。株式会社アクタ。今回は、日本の食文化をパッケージという観点から60年間支えてきたプラスチック食品容器企業、株式会社アクタの社内に潜入し、高い付加価値を生む、日本の「ものづくり」カンパニーに迫ります。

モノづくりへのこだわり、魅力に惹かれ入社を決意

アクタには数多くの商品があります。中でも代表されるのが『ワン折』です。フタ、底の2層構造で作られてきた弁当箱で、従来の悩みであった輸送の効率の悪さ、保管時にかさばったり壊れたりする課題をアクタの弁当箱が変えていきました。→詳しくは動画で☆

この「ものづくりの魅力」に惹かれ入社してきた一人、入社3年目、ラグビー部出身の横井さんに働き甲斐を伺いました。

横井さん:「チームで何かをすることが好きでした。ひとつの目標に対して皆が進んでいく、価値観を共有し合っているからまとまりを感じます。皆が『絶対に他社には負けない』気持ちで作っていることが会社の強みです。」

 

提案型営業の醍醐味、お客様に寄り添う会社

ここ数年で、日本の文化である和食や和紙が、相次いで世界無形文化遺産に登録されました。今、

日本古来の「和」の文化が世界的に注目されています。そんな中、アクタは創業60周年を機に、会社のスローガンを「和力」と定めて、日本の食文化を世界へ発信しようとしています。

営業部入社6年目の岸さん、取材日は「和力」をコンセプトに作った新商品を取引先へ提案にきています。取引先の方々からも「新しい」「他社では無い商品」と声が上がります。

単にモノを売る営業ではなく、お客様の声を聞きながら創意工夫した商品を提案していくところにもアクタの営業の喜びを感じているようです。

 

主力事業を活かして新たな開拓、挑戦へ

アクタの新たな挑戦として、プラスチック加工技術をいかして環境に配慮した商品作りも行っています。従来、展示会で使われるパネルは使い捨てが主流でしたが、それらのリサイクルを可能にしたRecoボードやRecoポップが登場しました。Recoには、リサイクルとエコの意味が含まれていて、東京丸の内のエコッツェリア協会など日本を代表する環境活動でも採用されています。

エコッツェリア協会三菱地所の田口さんはアクタについて以下のように語ってくれました。

田口さん:「我々が目指しているのは、本業を通じて環境活動・社会貢献をしていくということ。ビジネスに基づいて環境を考える点で私たちと考えが一致しています。」

 

新しい取り組みにも社員みんなが主体的に

取材の日、東京ビッグサイトで開かれた大きな展示会で、ブースを担当していました。スーパーマーケット・トレードショーは、全国から3万人を超えるバイヤーが集まる国内最大規模のイベントで、今回アクタは、大手飲料メーカー「サントリー」と共同でブースを企画していました。そのブースを飾っているのが、Recoポップのようです。

このブースを担当していたのは、ボード事業部の入社1年目・小寺さん。接客後の小寺さんに感想を伺いました。

小寺さん:「私としてはRecoボードが大好きで、素晴らしい商品棚と自社商品ながら思っているので、それを喜んで『あー、あった!』と思って頂けるのはすごく嬉しいです。より多くの人に包装業界やこんなパネルを作っている会社があるんだと知ってほしいと思ったのが入社のきっかけだったので、本当に嬉しい限りです。」

このように現場の最前線ではたらく社員の様子を見て柴田社長は嬉しそうに言います。

「一人一人が主体性を持ち自分の意思で動いていてくれる。うちの会社のモットーは『人づくり』」なので、結果はどうあれ、自分から考えて動くのを見ると、嬉しく思います。」