インターンでの質問はこんな風に聞いてみよう!

インターンは意外と質問をするタイミングが多い?

インターンを通してみると学生から企業の方に質問をする機会というのは、おそらく思っている以上に多いものです。

「なにか質問はありませんか?」と、とっさに聞かれて、良い質問をすることは難しいのではないでしょうか?

せっかくのインターン経験をするにあたって、後から「あの時にこれを聞いておけばよかった」ということのないように、想定される質問の機会をまとめました。

ここでは説明会・面接・インターン期間中の3つに、大きく分けて話したいと思います。

説明会

説明会の最後には必ずと言ってよいほど企業の方から質問の時間があります。

説明会によっては大人数の場合もあって緊張するかもしれませんが、気になっていることがあれば、周りの人たちの役にも立つかもしれません。思い切って聞いてみましょう。

面接

いわゆる「逆面接」と呼ばれるもので、「逆にあなたから面接官に聞いておきたいことはありますか?」というものです。

無理に質問をする必要はありませんが、学生から質問が出るかどうかで自社への興味を計っている企業もあるようです。

インターン期間中

インターンの期間中、その会社の先輩方と過ごす時間の中で質問をすることのできるチャンスは少なからずあるはずです。

向こうからの質問に応えることも大事ですが、 せっかく参加しているのであればさまざまな新しい経験・情報を得たいものです。

会話の中で相手から、より深い話を聞ける質問のテクニックも後述してますので参考にしてみてください。

インターン説明会で質問をするときに心がけたいマナー

質問をする前に大学名と氏名を述べる

自分は相手のことを知っていても、相手はあなたのことを知りません。

アンバランスな関係のまま質問をするというのは、失礼にあたるので注意しましょう。

大きな声で質問をする

せっかく良い質問をしても声が届かず、自信なさそうに見えてしまってはもったいないですよね。

大勢の前で発言をすることは想像以上に緊張すると思いますが、思い切って声を出してみることで平常心を取り戻すことができるものです。

要点をまとめて簡潔に尋ねる

ついつい質問の背景などを説明しようとして、前置きが長くなってしまうことは多いものです。

しかし、はたから聞いていると、案外その前置きは「余計だな」「長いな」と感じることが大半です。

質問をする際には要点をまとめて、簡潔に尋ねるように心がけましょう。

1回に質問する内容は1個まで

限られた時間の中での貴重な質問の時間ですから、基本的にはどうしても聞きたいこと1つだけに絞って質問をしましょう。

どうしても複数の質問をしたいという場合には、最初に「◯つ質問をしてもよろしいでしょうか?」と、相手の承諾を取り付けてから尋ねるのがマナーです。

自分にしか関係のない質問

複数の人が聞きに来ている説明会で自分にしか関係ないことを尋ねるのは、他の方からすると不愉快に思われてしまうかも知れません。

どうしても気になる場合は、説明会終了後に個人的に尋ねに行くようにしましょう。

調べれば分かる質問

せっかく直接、質問をできる機会なのに、調べれば分かるような質問をするのはもったいないです。

相手から見ても決して良い評価を得られるものではありません。

あらかじめ企業の情報は調べたうえで、説明会に臨むようにしましょう。

では、どんな質問が良い質問なのでしょうか?

次項でまとめてみました。

悩み別質問リスト

実際にインターン説明会に参加した人が「為になった!」という質問を、項目ごとにリストにまとめました。

やりたい仕事が見つかっていない

「学生時代にどんな経験をしてきましたか?」

「就職活動中、数ある会社の中から現在の企業を選んだ理由はなんですか?」

「どんな人が向いていますか?」

自分の将来を具体的にイメージしたい

「仕事をするうえでやりがいを感じるのは、どんな時ですか?」

「インターン生に求める能力について教えてください」

「会社に入ってどんな成長ができますか?」

相手先企業の強みを理解をしたい

「同業他社に対して御社が持つ、強みについて教えてください」

「御社の商品・サービスのどんな部分がお客様から喜ばれているのですか?」

インターン期間中に役立つ、良い質問をするコツとは?

入社後のイメージを膨らませる

自分事として捉えていると、自然と企業の事業内容や働き方にも興味が湧いてきて、質問も具体的になっていきます。

無理に「良い質問をしよう!」と思わずに、自分が入ったらどんな事ができるかな?こんなことがしてみたいけど実現できるかな?などイメージを膨らませてみましょう。

相手が答えたくなる質問をする

同じ内容の質問でも、尋ね方によって相手の答えが変わることがあります。

まずはYES/NOで答えられる質問(クローズドクエスチョン)から始め、返ってきた答えに対して4W1H(When,Where,Who,What,How)の二の矢を放つことで話を深めることができます。

たとえば、クローズドクエスチョンで「子供の頃から今の仕事に興味があったのですか?」とたずねてから、「いつから将来の仕事として意識するようになったのですか?」や「どんなきっかけがあったのですか?」などと聞いてみると良いでしょう。

さらに、場が温まってきたらWhy?を投げかけてみることでより突っ込んだ内容を掘り出すことができるはずです。

聴き方にもこだわってみよう

ここまで質問の仕方や心構えについて解説してきました。

しかし、どんなに良い質問をしても、残念に感じられてしまうことがあります。それは聴き方が悪い場合です。

逆に聴く姿勢が良いと相手はもっと話したくなり、より深い内容を引き出すことができます。

人間はよく聴いてくれる人に向かって話したいと思う傾向があるので、自分の質問だけして終わりというのではNGです!

しっかり他の人が質問をしているときでも話している人の方向に身体を向け、大きくうなずきを入れながら聴くように心がけてみましょう。

場の雰囲気がぐっと良くなるはずですよ!