「自己分析」で就活をスタート!効果的な方法と3つのメリット

就職活動を始めると、「自己分析」という言葉をよく耳にするかと思います。

言葉はよく知っているものの「そもそも自己分析とはなにか」「自己分析はいつ行えばいいのか」「どんな方法で自己分析を行ったらいいのか」などなど、自己分析に対して疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、自己分析を行うことで得られるメリットや方法についてご紹介します!

自己分析は就職活動の第一歩!

自己分析はなぜ必要なのでしょうか?

まずは自己分析を行う意味について考えてみましょう!

「自己分析」とは?

言葉の意味を簡単に説明すると【自身のこれまでの経験を振り返り、自分自身の特性について知ること】です。

自分の特性を知ることで「自分にはどんな仕事が向いているのか?」「どういった業界に進みたいのか?」がイメージしやすくなります。そのため、自己分析は就職活動のスタートラインといっても過言ではありません。

中国の兵法書・孫子に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない)」という言葉があります。自分を知ることは、就職活動を成功させるだけではなく、自分の人生設計をするうえでも必要です。

なるべく早い段階から「自己分析」を行い、じっくりと自分の特性について考えてみましょう。

自己分析を行う3つのメリット

自己分析は、企業選びの際にはもちろん、エントリーシートや面接の対策にも役立ちます。活用できるシーンを把握しておくことで、より効果的に自己分析を進めることができるのです。

自己分析の手法を紹介する前に、自己分析を行うことのメリットを3つご紹介します!

企業選びの軸ができる

自己分析を行いこれまでの経験を振り返ると「自分のやりたいこと」「自分の特性を活かせそうなこと」「将来自分がどうなりたいのか」を考えることができます。それに沿った企業選びをすることで、就職活動の軸が一貫したものになります。

もし仮に、自分のやりたいことが曖昧で、自分の特性を把握しきれないまま企業に就職したとしましょう。その場合、入社してから「この仕事は何か違う」「自分には不向きかも」といったミスマッチが生じてしまい、退職に繋がるかもしれません。

仕事のミスマッチを防ぎ、充実した社会人生活を送るためにも「先を見据えた自己分析」が大切です。

面接で説得力のある回答ができる

面接では「あなたの長所・短所を教えてください」という定番の質問があります。

採用担当者はあなたが

・自分の長所を活かして、どのように会社で活躍してくれるのか

・自分の短所をカバーして、一緒に仕事をしていけるのか

といったことを知りたくてこの質問をしています。

自己分析を通じて長所・短所をはっきりさせておくことで、自分にはどのような特性があり、どういった課題があるのかを見つけることができます。説得力のある回答をするためにも、自分の過去の経験・具体的なエピソードに基づいた自己分析が大切です。

自己PRに役立つ

就職活動中は、エントリーシートや面接の場で自己PRを行う機会が多くあります。

毎年、この自己PRで頭を悩ませる就活生はとても多いのです。単に、留学やゼミ、バイトの経験だけをPRすると、同じような経験をしている人と内容がほとんど変わらない…ということにもなりかねません。

自己分析は、今まで意識していなかったあなたの魅力的なエピソードを発見する機会にもなります。これまでの人生を振り返り、自分で考えて自分で動いた体験を思い出してみましょう。その過程でのがんばりや、できるようになったことが、今の自分の強さに繋がっているはずです。

自己PRにはどんなことを書けばいいのだろう?どんなポイントをPRしたら相手に伝わりやすいのだろう?と迷ってしまう場合は、自己分析に立ち返ってじっくり考えてみることも時には大切です。

自己分析はどう行う?

これまで、自己分析を行う理由とメリットについて説明してきましたが、どのように自己分析を行えばいいのか気になってきたかと思います。

しかし、実は自己分析の方法に正解はありません!

Webサイトや就活セミナー、大学の就職支援センターなどで、さまざまな方法が紹介されています。どれが自分に合っているのか、ほんとに自己分析ができているのか、不安になることもあるかとは思いますが、まずは自己分析を行う目的に立ち返り、納得のいくまで複数の方法を試すことがおすすめです。

自己分析の方法>

自分の経歴シートを作る

生まれてから今に至るまで、自分が経験してきたことをできる限りノートへ書き出してみましょう。そうすることで、自分の行動傾向を可視化して分析できるようになります。また、自分がなぜ今の性格になったのか考えるきっかけにもなります。

その際に「なぜ?」「どうして?」といった視点を持ちながら、時間をかけてどんどん深堀りしていくことが大切です。なぜその行動を取ったのか、その経験を通じてどのように感じたかなども合わせて記載できればベストです。

(著者の例)

【経験】

小学校1年生でサッカーを習い始めた

【なぜ始めた?】

休み時間に同級生とよくサッカーをして遊んでいて、もっと皆とサッカーをしたいと思ったから。

【なにを学んだ?】

チームプレーの大切さ。連携力を高めるためには、チームメイト同士でお互いの良い所・悪い所を指摘し合うなど、綿密なコミュニケーションが必要。その過程で信頼関係を築くことができた。

【なにが得られた?】

体力、忍耐力、継続する力、向上心、尊重する心。大学でもサッカーを続けており、毎朝6時からリフティングなどの自主トレーニングを行うことが日課になっている。

性格診断テストを受けてみる

Web上には、自己分析を手助けするための性格診断テストがあります。

1つの質問に対して、[そう思う~どちらともいえない~そうは思わない] といった回答をしていくテストや[規律を重んじる][話が得意]など複数の項目から、最も自分に当てはまる項目を1つ選んでいくテストなど、いくつかのテスト形式があります。

実際の採用試験でも、適性検査としてこのような性格診断テストを多くの人が受けることになるので、予行演習を兼ねて利用してみるのもいいかもしれません。ただし、これだけで自己分析を済ませてしまうのには注意が必要です。自分の過去の経験・具体的なエピソードに基づいた自己分析が欠けてしまいますからね。

他人に頼ってみる

こちらは「自己分析」ではなく「他己分析」となりますが、客観的な分析ができたり、自分では気づかなかった強みが見つかったり、といったメリットがあります。大学の就職支援センターや親しい友人など、複数人に協力をお願いすることで色んな自分に気づくことができます。

また、あいのりインターンでは【就活ミチシルベ】という自己分析の機会も用意しています。就活ミチシルベに参加することで、これまでの人生の振り返りから、あなただけの、あなたにしか語ることのできない「ONLY1の自分STORY」をつくることができます。

自己分析で行き詰まってしまったら、是非活用してみてください。

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自己分析にオススメの書籍3選!

自己分析をする際に活用すると良い書籍を紹介します。自己分析の最初のステップとして活用してみても良いかもしれません。

絶対内定シリーズ

もはや就活生の定番となりつつある「絶対内定20××」シリーズ。自己分析に向き合うマインド面や実際に自己分析を行った就活生の体験記まで充実した内容。後半からは実際に自己分析の質問リストが掲載されているので、何から考えたらいいか分からない人にとって、指針となる一冊です。

メモの魔力

SHOWROOM代表取締役の前田さんが執筆した一冊。メモの重要性についての本ではあるのですが、自己分析のためのメモ活用法まで紹介されています。さらに、巻末には前田さんが実際に取り組んだという自己分析1000本ノックの質問リストが!?自分への理解が深まること間違いなし。

マイクレド

企業にはクレドと呼ばれる「行動指針」が設定されていることもしばしば。どんな価値観を持ち、どんな行動を取るのか、各社員が参考にするものです。それを個人に当てはめて解説するのが「マイクレド」です。自分なりの行動指針を見つけることで、他人に流されない強い軸を持つことができます!

自己分析ができたら次の行動へ!

自己分析ができた、もしくは行き詰まってしまったら、次はインターンシップへ参加してみましょう。インターンシップを通じて実際の仕事を経験することで、以下のような自己分析のブラッシュアップが可能になります。

▽企業選びの軸がずれていないかチェックできる

▽自分の長所を、実際に仕事で活かせるのかチェックできる

▽仕事を経験することで、自己分析では気づかなかった適正が見つかる

複数のインターンへ参加して、その都度気づきを得ていけたら良いですね。就職活動を成功させるためにも、自己分析を通じてじっくりと自分について考えてみましょう!