会社名 |
日商保険コンサルティング株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 橋本 安太郎 |
所在地 | 福岡県久留米市通町6-17 |
事業内容 | トータル・リスク・マネジメントサービス 損害保険代理店、生命保険代理店 |
従業員 | 36名(久留米本店・福岡支店) |
ホームページ | https://www.tin.co.jp/ |
ココがすごいよBEST3
日商保険コンサルティング株式会社は、福岡県久留米市に本社を構える、企業専門の総合保険代理店です。 従業員数はグループ全体でおよそ50名、筑後地区や福岡地区を中心に、東京や大阪にも1000社以上の企業を顧客を持つ、この分野で地域を代表する会社です。 「保険を通じて、企業を守り、文化を守る」日商保険コンサルティングの社員に密着し、福岡で100年近くにわたって愛され続けるその理由に迫ります。
一般的に保険会社の営業マンというと、「厳しいノルマが課せられる」「実力主義で収入が不安定」といった企業が多い中、同社では「社員に売上げノルマを課さない」という方針を掲げています。その理由は、企業のリスクマネージメントのパートナーとして、その時々で企業にとって最も良い解決策を提案する「寄り添いの姿勢」に重きを置くためだといいます。入社5年目、法人営業部の惣島さんに話を伺いました。
法人営業部・惣島さん:「ノルマもないので自分自身で納得して『これが一番お客様のためになる』と、自信を持ってご案内できるのは人のためになっていると感じます。」
こうした社員の姿を、同社を率いる橋本社長は次のように語ってくれました。
橋本社長:「お客様にどういう気持ちで保険を奨めているの?という話をした時に、『自分の家族に提案するもの、自分のお父さんに奨めるんだったらこれだと思って持ってきました』ということを言っていました。これはノルマやコミッション(歩合)がないからこそできること。お客さんに一番いいものを売れる会社だと自信を持って言えます。」
また「金融業界」というと、保険会社の他にも銀行や証券会社、リース会社などがありますが、福岡支店・副部長の桝谷さんは、数ある企業群の中から日商保険に強く惹かれて入社を決意したといいます。
福岡支店・副部長の桝谷さん:「金融業と一概に言っても、銀行、証券、消費者金融、保険とありますが、保険は金融の中でも特別な商品。本当に困った時に人を助けて守って感謝される金融商品は保険が一番だと思っています。」
日商保険コンサルティングは、企業やその社員を守る存在であるといえますが、そうした仕事は時に、文化や歴史をも守ることにつながるといいます。
平成23年、福岡市の由緒ある酒蔵「博多百年蔵」が火災に見舞われました。国の登録有形文化財に指定される建物とあって文化消失の危機でした。その苦境を救ったのが、日商保険コンサルティングの桝谷さんです。桝谷さんの奨めで入っていた火災保険によって火災から3日後には復旧がスタートし、3か月後には営業が再開できたといいます。
石蔵酒造・石蔵専務:「桝谷さんに『この建物に保険を掛けるなら、文化的な価値も含めて修復できるように鑑定を受けた上で保険を作ってはどうでしょうか?おそらく保険料は高くなりますが、それが本当に保険の意味があると思います。』と言って頂いたので、その形でお願いしました。結果として数年後に火災が起こり、もしあの時のアドバイスがなかったら文化財としての修復はできていなかったと思います。今幸いにしてたくさんのお客様に来ていただいていますが、日商保険さんとお付き合いしていなかったら今の姿はなかったです。」
同社を率いる橋本社長に、求める人物像と働き甲斐について伺いました。
「採用では、私たちの家族になれるかという目線で見ることが多いです。『この人デキそうだから採る』ということではなくて、いかに日商保険の理念を共有してくれるか。他人と比較したり競争する面ももちろんあると思いますが、それよりも『仲間同士』という意識が高いので、家族として一緒に生活できるような、そういう方と幸せに過ごしていけるような会社だと思います。」
地域に根付いて90年。長い間、愛され続ける日商保険コンサルティングと、その社員たち。「企業を守り、文化を守る」その歴史の歩みは、今日も続いています。