会社名 |
タイキ薬品工業株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 三宅 孝一 |
所在地 | 福岡県福岡市東区東浜1-9-4 |
事業内容 | 工業薬品の製造及び販売 (水質浄化、排ガス対策、重金属対策、臭気対策、土壌改良 等の 環境改善薬品、エッチング剤、洗浄剤、殺菌料、漂白剤 等の工業薬品全般) OEM製造受託 リサイクル事業 廃棄物処理業 プラント及び関連装置の販売 土木資材の販売 |
従業員 | 58名 |
公式サイト | taiki-y.co.jp |
ここがポイント3つ
タイキ薬品工業株式会社は、九州屈指の化学薬品企業であり、数百種類の化学薬品の商社、一部商品ではメーカー機能も担っています。
化学薬品と聞くと、私たちには遠い存在のように感じます。しかし、意外と身近にタイキ薬品工業の商品は使われています。例えば、新幹線の洗浄や、ティッシュトイレットペーパーを製造している製紙工場、太陽光パネルや自動車の部品、パソコンや携帯電話の電子部品、肥料や入浴剤の材料など、化学薬品は今では生活に無くてはならない存在です。
また、環境という点では自動車や工場から出る排気ガスを無害化する薬品や、飲み水や工場排水をきれいにする薬品、汚染された土壌を浄化する薬品、身の回りの環境の浄化を助ける為に、タイキ薬品工業の商品が深く関わっています。
今後需要の高まりが予想されるのがAdBlue®(高品位尿素水)アドブルーという商品。排気ガスなどに含まれる有害なNOx(窒素酸化物)を無害なH₂O(水)とN₂(窒素)に分解し、無害化するそうです。
現在は4トン社以上の車両に対してAdBlue®(高品位尿素水)装置の設置が義務付けられているそうですが、今後は船舶、農業機械、建設機械、小型車などへの広がりが予想されています。
AdBlue®(高品位尿素水)について、製造部の力久部長はこのように語ります。
製造部・力久部長:「日本の全ての大型車メーカーは、AdBlue®(高品位尿素水)規格を採用して、その装置をつけるように進んでいます。現在普及率が30%程度、将来的には3~4倍、さらなる広がりが期待できるものになります。」
今回の取材を通じて、化学薬品が私たちの生活に関わるさまざまな場所で活躍していることが分かりました。快適な暮らしをしっかりと陰で支えるタイキ薬品工業。その存在はまさに社会の『縁の下の力持ち』と言えます。