会社名 |
正晃株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 印 正哉 |
所在地 | 福岡市東区松島3丁目34番33号 |
事業内容 | 基礎研究用試薬・体外診断用医薬品・動物用医薬品・化学工業薬品の販売 理化学機器・医療用機器・分析用機器、その他機械、器具の販売・修理 医療及び研究分野向けソフトウェアの開発・販売 体外診断用医薬品・試薬の物品管理システムの構築と運用業務の受託 |
従業員 | 431名 (平成29年4月現在) |
公式サイト | http://www.seikonet.co.jp/ |
ここがポイント3つ
福岡市に本社を置き、試薬・診断薬を取り扱う専門商社としては日本一の規模を誇る正晃株式会社。正晃の営業部門は大きく分けて2つあります。大学や企業などの研究機関に営業を行う部署と、病院などの医療機関に営業を行う部署です。今回はそれぞれの部署の社員に密着し、1日の仕事の流れや営業マンの心構えについて伺いました。
(1)基礎研究分野・・・試薬や理化学機器を大学や企業など研究機関に営業
(2)医療分野・・・診断薬や医療機器を病院などの医療機関に営業
入社1年目で福岡大学病院を担当している元村さんに密着しました。取材日は、インフルエンザの検査薬を紹介し、大学病院の緊急検査室に訪れました。元村さんは、薬品の知識とコミュニケーションの技術を高めながら成長を実感しているそうです。
元村さん:「お客様のかゆい所を伸ばすような感覚で、お客様が気付かないような点に目を配って気配りを心がけています」
泉田さん:「毎日午前・午後1回ずつ来て頂いて、定期的に試薬を補充して頂いています。緊急事態の時も至急で補充して頂いたりすごく心強いです。」
こうして、薬品の知識とコミュニケーションの技術を同時に高めながら、日々成長を実感しているそうです。
実は、正晃という会社には、文系出身の社員も多いそうです。文系出身の先輩は専門的な商品知識にどう対応しているのでしょうか。文系出身の社員・折田さんに話を伺いました。
折田さん:「雰囲気が明るく、上司や先輩方もすごく良い方なので教えてくれます。仕事をしてると自然に入ってきますし、難しいことではありません。」
また、商品知識を深めるため、積極的に商品研修を行っています。文系出身者でも活躍ができるフィールドを用意したいという考えからだそうです。
平成19年、正晃はついに中国・上海に進出し、いよいよ世界展開に向けた戦略をスタートしました。父親である先代から会社を継いで以来20数年、ほぼ右肩上がりに成長させてきたリーダーは、今、世界を見据えています。
印社長:「中国という市場は全世界的にも活況を呈して伸びている市場です。『中国で仕事がしてみたい』という希望があれば、どんどん行って頂いて自分なりに勉強をして夢を追いかけてもらいたいです。」
続けて印社長は語ります。
「低賃金で馬車馬のようにこき使われて、まるでボロ切れのように使い捨てになるということは、経営者として絶対にやってはいけないこと。少なくとも地場においては平均よりは少しぐらい上の方を、心がけています。会社が生み出した利益は社員一人ひとりが生み出した利益。これをいかに還元していくか、これは常に私なりに考えていることです。」
社員1人1人が夢を持って、汗をかきながら仕事をする。それが正晃という会社の成長の秘訣のようです。
「コミュニケーション能力が特に身に付きました。」
「病院の先生方の意なるものを探し当てて、実験が段取り良く出来たときに喜びを感じます。」
「助け合いながらチームでやっているので、協力関係がいいです。」
「人間関係が素晴らしい。人がいいので、雰囲気のいいところで仕事ができて幸せです。」
時代が代わり技術が進もうとも、企業の成長はそこで働く人の成長に他なりません。社員ひとりひとりが能力を高め、可能性を追求していくことで会社全体が成長する。そんな個人と組織が共に成長していける風土。それが正晃という会社の魅力の源だと感じました。