「支店見学」で就活を有利に進めよう!


「支店見学をしたほうがいい」とはよく聞くものの、

・支店見学は内定に影響する?

・どうやってアポイントをとればいいの?

などの不安を持っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、支店見学に参加しやすくなる情報について紹介します!

面接で聞かれるケース有り!?「支店見学はされましたか」

業界によって、面接でよく聞かれる定番の質問があります。

その一つが、「支店見学はされましたか?」です。

支店見学をしたかどうか確認することで、面接官は何を知りたいのでしょうか?

その質問意図を考えてみましょう。

気になるのはあなたの志望度!

企業が新卒採用をするには、実はそれなりのコストがかかります。

2018年の新卒内定状況調査によれば、新卒1人あたりの採用コストは平均して約48万円だそうです。

このように、採用にはお金がかかることから、企業は内定辞退されるリスクを減らしたいと考えています。

内定辞退されるリスクを減らすために、企業は自分の会社を第一志望としている学生さんを選びたいのです。

しかし、面接で「弊社への志望度は?」と直接聞いても、多くの学生さんは「御社が第一志望です」と回答します。告白すると私自身も、どの会社にも「第一志望です」と回答した経験があります。

そこで、会社への志望度・関心度の高さをチェックするために、面接官は「支店見学の有無」を質問するのです。志望度や関心度が高ければ、会社に関する情報を積極的に集めようとしているはずだ、という認識を多くの面接官が持っています。

つまり、支店見学をしていれば、面接官に志望度が高いことをアピールできるのです。

企業の求める人物像「主体性のある人」「積極的な人」って?

企業の採用ページをチェックしていると、「求める人物像」という項目があると思います。

多くの場合、「自ら考え、行動できる人」や「コミュニケーション能力の高い社交的な人」といった、ちょっと抽象的なことが書かれています。

ここで少し、自分の経験を振り返って考えてみてください

誰にでも気軽に声をかけて会話を楽しんでる人を見て、「コミュ力高いな~」と思ったことはありませんか? 一方で、「私はアルバイト先で接客を担当していたので、コミュニケーション能力には自信があります!」と言われて、その人のコミュ力がどれくらいか判断できるでしょうか?

ここで言いたいことは「XXXな人」というのは他者から見た評価であって、自己申告だと伝わりにくい、ということです。

支店見学に話を戻します。

支店見学は、会社に勤める人と接点をつくる機会でもあります。そこで業務内容や仕事のやりがいについて話を聴いたり、自分なりの気づきを添えたお礼メールを送ったりすれば、「積極性」や「社交性」を行動で示せるのです!

会社を知ろうとする姿勢や行動力を見てもらえれば、そこから「この学生は意欲的だ」といった会社から見た評価につながります。もちろん、100%とは言い切れませんが、就活にプラスの影響を与え、チャンスを広げる意味で支店見学は有効です!

支店見学で分かること ~企業理解度を深めよう~

支店見学は、その会社への理解度を深めるのに役立ちます。

具体的にどのようなことが分かるのか、支店見学でどのようなポイントに注目すればいいのか、ご紹介します。

(1)支店の雰囲気

会社に入って、一番最初に配属される場所が支店というケースは少なくありません

実際に働くことになるかもしれない場所がどのような雰囲気なのか、この機会に注目してみましょう。

また、業界によっては支店がお客様との窓口になっているケースがあります。

そういった支店では、お客様の会社に対する印象が、支店での対応によって決まることもあり、言葉遣いや身だしなみに細心の注意を払っています。

支店で働いている人が、どのような接客を行っているのか、どういった点に注意を払っているのか、確認してみましょう。

他にも、営業拠点としての支店というケースもあります。

営業先は法人・個人のどちらなのか、電話対応の頻度はどれくらいか、営業ツール(冊子資料やiPadなど)をどのように活用しているのか、営業部所内での連携は?といった点に注目してみましょう。

それぞれの会社・支店で違った営業ノウハウがあるはずです。いくつか支店を見学して、違いを分析してみるのも面白いかもしれません。

(2)はたらく人の様子・仕事内容

支店の中にも、いくつもの業務があり、それぞれが役割を分担して仕事をしています。

接客や電話対応を担当する窓口、営業情報をまとめて提案するプランを練る部署、経理など事務作業を行う部署など、その支店にはどのような業務があるのか、それぞれどんな人が担当しているのかに注目してみましょう!

(3)あなたの志望度

支店見学をして、その会社に対する理解度を深めることで、あなたの志望度が再確認できます。

「仕事内容がイメージと違った」「雰囲気が合わなさそう」と志望度が下がるケースもあります。逆に「プランニングの業務は知らなかったけど、面白そう!」「接客で自分の会話スキルを活かせるかも!」と志望度が上がるケースもあるでしょう。

大切なのは、支店見学を通じて、実際に自分が働いている姿をイメージしてみることです。

そうすれば、志望動機や自己PRの内容を充実させやすくなり、さらには入社後のミスマッチも少なくなります。

積極的に支店見学へ参加してみましょう!

「そうだ 支店見学、行こう」

支店見学に行きたいけど、どうやって申し込めばいいのか分からない…

そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか?

そこで、支店見学を申し込む方法について紹介したいと思います!

アポイントを取ろう!

支店見学には、お客様の立場で訪問する方法と、就活生として訪問する方法があります。

お客様として支店に行く場合は、基本的にアポイントを取る必要はありません。

しかし就活生として訪問する場合は、事前にアポイントを取ることが望ましいです。

支店に事前連絡をして、訪問する日程を調整しておくことで、見学当日に担当の職員さんが付いてくれるケースがあります。

せっかく支店を見学しに行くのだから、少しでも多くの情報を得て帰りたいですよね。

担当の職員さんがいれば、業務内容や支店の特徴などを質問する機会があるかもしれません。

また、アポイントを取ると、支店見学で訪問した記録が会社に残る可能性が高いです。

名前を覚えてもらうためにも、アポイントを取って支店見学をしましょう!

支店見学の受付窓口がある場合

企業によっては、「支店見学を歓迎しています」とあらかじめ公言している場合があります。その場合には、企業が指定している方法で支店見学のアポイントを取りましょう。

ちなみに、就職ナビサイトから申し込む方法や、支店に直接電話をして申し込む方法、メールのやり取りで申し込む方法など、いくつかのパターンがあります。

電話やメールでの申し込みの場合は、下記のアポイント方法を参考にしてみてください!

支店見学の受付窓口が不明な場合

まずは見学したい企業か支店に電話をして、支店見学を受け付けているか問い合わせをしてみましょう!

電話でのアポイント方法

「お忙しいところ恐れいります。XX大学の〇〇と申します。私は現在、就職活動を行っており、是非御社の△△支店を見学させて頂きたいと考えております。担当者の方にお話しを伺いたいのですが、よろしいでしょうか?」

もし仮に、支店見学を受け付けていない場合は、この時点で「申し訳ありませんが、支店見学は受け付けておりません」と教えてもらえるはずです。

支店見学を受け付けている場合は、電話窓口の人か担当者の方が、そのままアポイントを受け付けてくれるでしょう。後ほど紹介する注意点に気を付けながら、支店見学の予約を行いましょう!

メールでのアポイント方法

電話をかけるのはちょっと…という方は、メールでもOKです。

例文を参考に、アポイントを取ってみましょう!

支店見学の服装は?

支店見学の服装は基本的に自由です!

お客様として支店を見学する場合は、普段通りの服装で問題ないでしょう。

アポイントを取って就活生として支店に訪問する場合は、リクルートスーツが望ましいです。

もし、企業側から当日の服装について指定がある場合は、その服装で行きましょう。

いずれの場合も、身なりを整え、悪い印象を持たれないことが大切です!